議員日誌

仏説無量寿経

 私の尊敬する真宗門徒の大先輩から、本願寺出版社の文庫本「浄土三部経」「顕浄土真実教行証文類」「歎異抄」を読むようにと教えられました。

 全ての共通するのは、原文と併せて現代語訳が並行して書かれてあることです。

 「歎異抄」は持っていましたが、先日、山口別院で会議が行われた際、「浄土三部経」を購入して、今少しづつ読んでいます。

 浄土三部経とは「仏説無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」です。

 「仏説無量寿経」の中に、日常勤行聖典にある「讃仏偈」や「重誓偈」が出てくるのです。

 意味不明だったお経の意味が、この本を読むと少しづつ分かってきました。

 そして、私の指針としている「兵戈無用」が仏説無量寿経の後半で出てきます。

 現代語訳「仏が歩み行かれるところは、国も町も村も、その教えに導かれないところはない。そのため世の中は平和に治まり、太陽も月も明るく輝き、風もほどよく吹き、雨もよい時に降り、災害や疫病などもおこらず、国は豊かになり、民衆は平穏に暮し、武器をとって争うこともなくなる。人々は徳を尊び、思いやりの心を持ち、あつく礼儀を重んじ、互いに譲り合うのである。」

 「武器をとって争うこともなくなる」の原文が「兵戈無用」です。紀元前5世紀頃にインドで生まれたゴータマ・シッダッタ太子が出家して修行して、ブッダになったのは、今から2千年以上前です。

 ブッダが描いた社会が未だに到来していません。

 「国は豊かになり、民衆は平穏に暮し、武器をとって争うこともなくなる」社会の到来を念じて、「仏説阿弥陀経」をはじめとする「浄土三部経」を現代語訳で学びたいと思います。

 一つ学べば、また多くの分からないことが生まれる状況ですが、少しづつ、真宗教義の入り口から内宮に入っていきたいと思います。

 

 

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