議員日誌

恩田校区で私を囲む会

 昨日、宇部市恩田校区で私を囲む集いが開かれました。

 この地域を担当している浅田宇部市議予定候補も参加しました。

笹山集い

笹山町で行われた集い

 私が昨日お話した要旨は以下の通りです。

・・・

 

 笹5自治会館での集いにご参加いただきましてありがとうございます。

 前県議の藤本かずのりです。今日が、11月24日、県議会議員選挙は来年3月28日が告示です。県議会議員選挙の告示まで残り4ヶ月と迫ってきました。必ず議席を奪還する決意です。

 宇部民報号外を見て下さい。20日に宇部市役所で記者会見を行いまして、市議会議員の候補者を発表しました。荒川・時田・藤井の現職に加え、真鍋市議に代わって浅田とおるさんを擁立します。笹山地域は、浅田とおるさんが担当いたします。県議は藤本、市議は浅田を願いします。

 まず、国政の問題についてお話したいと思います。

 安倍首相は、自民党総裁としては3年の任期を得ましたが、安倍政治の破たんは明白です。

 最大の問題は、民意無視の強権政治の破たんです。その破たんは、安倍政権が最も野蛮な強権をふるってきた沖縄で劇的な形であらわれました。

 沖縄県知事選挙、豊見城市長選、那覇市長選と辺野古新基地建設を訴えた「オール沖縄」の候補が勝利しました。

 いま安倍政権が強行しようとしている憲法9条改定、消費税10%への増税、原発再稼働などは、どれをとっても国民多数が反対している問題です。国民の反対を押し切って強権をふるえば、安倍政治は深刻な破たんに追い込まれることは明らかではないでしょうか。

 来春の宇部市の選挙で勝利して、続く参議院選挙で勝利して、安倍政権の強権政治を打ち破ろうではありませんか。

 国政の大問題の第一は、安倍首相の9条改憲への暴走ぶりです。

 安倍首相は、「9条に自衛隊を明記する」だけであり、「自衛隊の権限・任務」は変わらない」といいます。しかし、ひとたび憲法に自衛隊を明記すれば、戦力保持を禁止した9条2項の空文化=死文化に道を開き、海外での武力行使が無制限になってしまいます。

 資料1の通り、どの世論調査を見ても、自民党改憲案を秋の臨時国会に提出することに対し、国民の多数が反対しています。国民が望んでもいないのに、権力を握る政権・与党が、自らへの制限をとりはらう改憲論議を強引に進めることは、立憲主義の乱暴な否定であり、認められません。

 国政に大問題の第二は、消費税10%への増税問題です。

 安倍首相は、来年10月から予定通り消費税を10%に増税するとの決意を表明しました。

 政府は、消費税増税は、「社会保障のため」と言います。しかし、所得の少ない人ほど負担が重くのしかかる『弱い者いじめ』の税金である消費税を、立場の弱い方々を支える社会保障の財源にするのは本末転倒です。

資料2の通り、消費税が導入された1989年度から2018年度までの30年間で、消費税の税収を累計すると372兆円にのぼります。ところが、社会保障は充実どころか、年金は削られ、医療費の窓口負担は増やされ、介護保険の利用料は上げられるなど、改悪の一途です。

同じ時期に法人3税の税収は累計で291兆円も減っています。消費税税収の8割が社会保障のためでなく、大企業を中心とした法人税減税の穴埋めにまわされたことになります。これでは、社会保障がよくなりません。

 安倍政権は、今回の増税も「全世代型社会保障」をつくるためだと言っています。しかし、財務省が財政制度審議会などの示している案では、後期高齢者医療制度の窓口負担の1割から2割への引き上げ、介護保険の利用料の1割から2割への引き上げ、要介護1・2の生活援助の保険給付外し、そして児童手当の給付対象から多くの共働き世帯を除外することなど、全世代にわたっての社会保障を大削減する計画です。

 国民には。「社会保障のため」の増税といいながら、じっさいは、社会保障に削減の大ナタをふるう-これは、国民へのだまし討ちです。

 財源というなら、アベノミクスで純利益が2・3倍に増えた大企業、保有資産が大きく膨らんだ富裕層にこそ応分な負担をも求めるべきです。

 私たちは、来年4月の県議選・市議選で、安倍9条改憲Noと消費税10%増税Noの政策を大きく掲げて力を尽くす決意です。

 山口県での大問題は、萩市への陸上イージスの強行です。

 資料3をご覧ください。北朝鮮から弾道ミサイルが発射された場合、これまでは、海上自衛隊のイージス艦と航空自衛隊のペトリオットミサイルで迎撃するとしていました。安倍政権は、新たに、陸上にイージス機能を持ったミサイルを秋田市と萩市に配備すると発表しました。

 防衛省は、来年度概算要求に、陸上イージス本体2基を配備するために2353億円もの関連経費を計上しました。配備候補地の秋田市や山口県では、電磁波の影響やテロ攻撃の標的になることへの不安とともに「北朝鮮情勢が変わっているのになぜ必要か」という批判が噴出しています。

 朝鮮半島の平和と安定に背を向け、逆に情勢を悪化させることになるイージス・アショアの配備は中止すべきです。

 配備候補地の陸上自衛隊むつみ演習場に隣接する阿武町では、宇生賀地区の16自治会長らが「配備計画の撤回を求める請願」を町議会に提出し、9月20日、町議会は全会一致で採択しました。同日花田町長は「まちづくりに逆行する」と反対を表明しました。

 資料4を見てください。花田町長は、日本共産党の機関紙「赤旗」のインタビューでこう語っています。「町民の信託を受けて町長に就任した私の大義は、町民の安心・安全の確保です。それを脅かすものを排除するのは町長として当然の責務です。」と語っています。

 防衛省は、自衛隊むつみ演習場が陸上イージスを配備するにふさわしいかどうかの「適地調査」をスタートさせました。宇生賀中央自治会は調査の協力はできなと、ボーリング調査に応じていません。

 ミサイル発射後の2段目3段目のミサイルが陸上に落ちるのではないかとの住民の懸念に対して、防衛省は「絶対に陸上に落ちないとはいえない」と答えました。

 防衛省は、「計画に反対している住民の声も適地の判断の重要な要素」と答えています。住民の合意なしに計画を進めることは絶対に許されません。

 阿武町長を始め、多くの地元住民や県民声を届け、ミサイル基地建設をストップさせましょう。

 皆さんにお配りしていますチラシをご覧ください。下関市の木佐木さん、山口市のかわいさんに加え、宇部市から私、岩国市から松田さんの4議席を実現する選挙です。

 私が、県議1期目は、4議席で、テレビ放映が行われる代表質問をした経験があります。文教警察委員会に所属した経験もあります。県民の願いを実現するため4議席を実現させて下さい。

 現在、県議会の定数は、47名で、38名が自民公明。議席の8割が与党では多すぎます。日本共産党の議席を増やしていただいて、くらし応援の予算に切り替えていきます。

 第一に、河川、砂防など防災予算を大幅に増やします。

 資料5を見てください。県内に6221か所の土砂災害危険個所がありますが、整備されたのは、1492か所です。宇部市では、100か所以上危険個所が遺されています。年間4カ所程度のペースですので、このままでは整備完了まで1000年以上かかる計算です。

 資料6を見てください。県内の主な河川の事業の進捗状況です。河川だけの進捗率でみると、木屋川は、13.2%になり、厚東川が最低です。

 資料7を見てください。厚東川でいえば、沖ノ旦・末信4キロにわたって堤防未設置地域が残っています。整備を急がせてまいります。

 第二に、福祉や医療の問題です。

 資料8を見てください。山口県地域医療構想です。2025年までに、県内のベッド2万2273を15889に6384、約3割減らす計画です。宇部・小野田でも1429のベットを減らす計画です。

 資料9を見てください。全国の福祉医療費助成制度の実施状況です。中学校卒業以上無料の県が、全国10県なのに対し、山口県は就学前のままとなっています。中学校卒業まで無料にするために14億円で可能です。

 資料10を見てください。小中高校の教室の空調の整備状況です。県立学校の普通教室は、設置率88%です。全普通教室に15億円で設置できます。宇部市は、普通教室への設置率が3.7%です。県としても市町の小中学校へ空調が早期に設置されるように取り組みを進めてまいります。

 資料11を見てください。8割を占める県議会自民公明は、岩国基地への空母艦載機移駐を容認する決議や上関原発を進める決議などを採択させ、安倍政権いいなりの村岡県政を推進しています。

 資料12を見てください。県議会与党は、それに留まらず、安保法制制定や憲法改正など、安倍政権の強権政治のアクセルを踏む決議を採択しています。安倍政権を応援する県議会を変えていくために、日本共産党の4議席を、宇部市から私藤本を県議会に送ってください。

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 私を囲む集いを年末年始皆さんの周りで開いてください。

 希望者は、トップページから私に連絡を取ってください。

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