妻の実家のある大阪に下宿して大学に通っている長男と次男が帰省してきました。
昨日は、長男と一緒に細田守監督の映画「未来のミライ」を観ました。
11時前からの第一回目の上映を観る予定でしたが、満席ということで、第二回目の上映を観ることができました。
その映画は、長男の「くんちゃん」が未来の妹「ミライ」に出会う物語です。
細田監督の映画のパンフレットで、この映画のアイデアは、自分の子どもさんが何気なく言った言葉にあったと述べています。
細田監督の息子さんは、ある日の朝、「大きくなった妹に逢ったよ」と言いました。
二人の子どもの子育てに奮闘する若い夫婦の日常は、私の20年前を見てるようでした。
忙しかったけれど、充実した毎日だったことを、この映画を通して思い出しました。
子どもは小さい内に、一生分の親孝行をするといいますが、子どもの寝顔や笑顔に癒された日々を思い起こしました。
そして、くんちゃんは、小さい時に、母に出合い、ひいじいじの若い頃に出合います。
特に、ひいじいじのシーンは胸に沁みました。
戦争で、移動中の船が爆撃され、ひいじいじは足に大きな傷を負います。
生きて帰り、ひいばああと向こうの木まで自分が早く着いたら結婚してくれとプロポーズします。
ひいじいじは、動かしにくい足を動かしながら、木の下まで懸命に走ります。
ひいばあばは、唖然として走ることができませんでした。
こうして、命が引き継がれて、今の「くんちゃん」や「ミライ」まで繋がっているんだと、母が子ども達に伝えるシーンは圧巻です。
この映画を長男と一緒に観ることができたことに感謝します。
今日は、終戦73年の日です。
改めて、多くの犠牲者の方々にお悔やみを申し上げます。
そして、私たちに命が繋がったことに感謝したいと思います。
この映画を観て、改めて、そのようなことを感じました。
細田守監督の「未来のミライ」は、未来に伝えたい秀作です。
まだ、お盆休みという方も多いと思います。一人でも多くの方に映画館で観ていただきたいと思います。
亡くなった方々を偲ぶ、お盆にぴったりの映画だと思います。
家族の事と考え、未来を考えることが出来る映画です。
細田監督、すばらしい作品をありがとうございました。
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