議員日誌

ひねもすのたり日記

 NHKラジオ「すっぴん」で高橋源一郎さんと漫画家・ちばてつやさんの対談が放送されていました。

 その中で、ちばてつやさんが18年振りに新作の連載をされていると聞きました。

 「ひねもすのたり日記」です。

 ちばさんは、現在79歳。満州で終戦を迎え、7歳の時に帰国が叶いました。

 「ひねもすのたり日記」には、満州から引き揚げる時の痛苦の経験が丁寧に描かれています。

 中でも、仲良しだった先輩のキョウちゃんが引き揚げ船で突然命を落とし、遺体を海に流すシーンは胸がつまります。

 「敗戦の『8月15日』から・・・たったひと冬だけで、引き揚げ者のうち、18万から20数万の日本人が死んだそうです。」と書かれた一文を私たちは決して忘れてはならないと思いました。

 この本は、戦争とは何かを知る貴重な資料です。

 同時に、水木しげるさん手塚治虫さんとの思いでや、漫画家仲間との交流など思わず笑いこけてしまう内容でもあります。

 更に、高齢者としての日々の想いが綴られています。

 ちばさんは、文星芸術大学で教鞭をとっています。大学での様子も描かれています。

 大学は違いますが、次男が同じような芸術系大学に通っているので、共感を抱きます。

 「ビックコミック」で今も連載中のちばてつやさんの「ひねもすのたり日記」引き続き読んでいこうと思います。

 ちばてつやさんは「あしたのジョー」などを世に出した大御所漫画家です。

 ちばさんの今までの作品にも触れてみたいと思います。

 「あしたのジョー」も連載開始から50年になるそうです。

 ドラマや映画も出ていますので観ていきたいと思います。

 「ひねもすよたり日記」単行本第一巻の終わりは、ちばさん家族が父からの実家に到着し、大歓迎を受けるシーンです。

 ちばさんら子どもたちは、たらふくスイカを食べて眠たくなっています。

 「ここはもうなんの心配もしないてもいい安全な場所なんだ」「久しぶりに深い深い眠りの底に落ちていきました。」

 私たちの子どもたちが、戦火を逃げまどうことがないような社会を未来永劫続けなければならないと心新たにしました。

 歴史的な南北会談が行われました。平和が一番ですね。

 ちばてつやファンの皆さん、一押しのちば作品をお教え下さい。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。