瀬戸内寂聴さんの「いのち」を読んでいます。
「95歳、最後の長篇小説」と名打たれてありますが、寂聴さんの生きるエネルギーの感服しながら読んでいます。
岡本太郎、井上靖など日本を代表する文化人と同時代を生きた寂聴さんならでは逸話が満載です。
また、女性作家との交流の顛末は赤裸々です。
特に、河野多惠子さんとの絆は、この小説のメイン部分です。
更に、90歳を越えて胆のうガン摘出手術を乗り越え、痛みに耐えながらも、スタッフの励まされて、この本を上梓した寂聴さんのパワーは圧巻です。
寂聴さんは、安倍9条改憲ノー!全国市民アクションの呼びかけ人の一人です。
日本共産党創立93周年記念講演会に寂聴さんはビデオメッセージを寄せました。
この小説にも出てきますが、寂聴さんのお母さんは、空襲で亡くなられています。
激動の時代を自由奔放に生きてきた寂聴さんは、50代前半で出家します。
退院直後に、いてもたってもおられず、国会前の集会に参加した寂聴さん。
「戦争は絶対に繰り返してならない」の想いで行動する寂聴さんの言葉に生きる力が湧いてきました。
寂聴さんの本はあまり読んでこなかったけれど、「いのち」を契機に、少しづつ寂聴さんから学びたいと思います。
寂聴さんの次回作を楽しみにしています。法話も一度直接お聞きしたいと思います。
寂聴ファンの皆さん、皆さんのお薦めの本をお教え下さい。
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