議員日誌

忖度バカ

 12月10日付のしんぶん赤旗「日曜版」の第一面に諏訪中央病院名誉院長で作家の鎌田實さんのインタビュー記事が掲載されています。

 鎌田實さんは、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」の発起人の一人です。

 憲法9条について鎌田さんは次のように語っています。

 「いま9条を変えて一番被害を受けるのは、経済であり、暮らしだと思います。北朝鮮のみさいるは、たしかに脅威でしょう。でも、その脅威を軍備増強に利用し、イージス・アショア(陸上配備型迎撃システム)に1600億円をつぎ込むなど、途方もないお金をかけようとしています。アメリカとの貿易赤字解消のため、日本は、計画以上に武器を買い、ご機嫌を取ろうとしています。平和にはマイナスです。外交をはじめもっとやることがあるでしょう。憲法を変えたい人たちは、すぐ、9条は古びた、現実に合わないなんていう。でも、憲法9条をちゃんと磨いて使かわないからそうなる。憲法9条というのは、世界を平和にしていく大事な宝物ではないでしょうか。」

 鎌田さんは、新著「忖度バカ」を出版しています。新著での思いを次のように語っています。

 「『モリ・カケ』疑惑は、安倍首相の口利きがあったとすれば大問題です。それはわからないが、一強といわれる総理の『ご意向』をめぐって過剰な忖度になっていった。それを『記憶にありません』『記録がありません』とかばった当時の財務省理財局長は国税庁長官に抜てきされました。仕事についたころは、国民の役に立ちたいという気持ちはあったんじゃないでしょうか。初心や、人としての値打ちがわからなくなってしまっている。『たいこ持ち病』とでもいうんでしょう。そういうものが積み重なって、神戸製鋼や東芝、日産のような大手製造業の不正問題が出てきているんじゃないか、と思います。」

 鎌田實さんの「忖度バカ」を読み始めました。

 「過剰な忖度が広がっています。政界だけではない。ぼくたちの生活のなかにも、じわじわと広がっています。余計な忖度をして、しがみついたり、足を引っ張ったり。まるで、一つの個体になって、それぞれの自由を縛っているようです。」

 病名「忖度症候群」

 「『相手の気持ちを推し量る』という忖度は、社会生活を送るうえで大切な能力です。その能力が何らかの要因で過剰にはたらき、『忖度』以上の意味が加わることで発症する病気が『忖度症候群』です。」

 症状

 「視野が狭く鳴ったり、一部が欠けて見えることを『視野狭窄』といいます。忖度症候群では、視神経路に障害はないのに、『見たいもの』以外は見えなくなります。自分の属する集団や、考え方が近いグループの内部のことはよく見えていますが、それ以外のことは見えていない、または見ようとしないという視野の極端な偏りが見られます。」

 鎌田實さんは、赤旗のインタビューでこう答えています。

 「僕自身いつも、『おまえは権力に支配されていないか』『思い込みや偏見に支配されていないか』『自分は何のために生まれ、何をなすべきか』と自分に問いかけ、言い聞かせています。」

 「権力に支配されていないか常に自分自身に問いかける」

 このことが、「忖度症候群」に打ち勝つ道だと鎌田さんは示しています。

 鎌田實さんの「忖度バカ」からしっかり学んでいこうと思います。

 皆さんは「忖度症候群」についてどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。

 

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