議員日誌

ドラマ「わたしを離さないで」

 2017年度ノーベル文学賞をカズオ・イシグロが受賞し、彼の作品に触れてみたくなり、2016年1月から放映された綾瀬はるか主演のドラマ「私を離さないで」を観ています。そして少しづつ原作の「私を離さないで」を読んでいます。

 同時に、大野和基インタビュー・編「知の最先端」の中のカズオ・イシグロへのインタビューを読んでいます。

 「私を離さないで」について、大野さんは、「同書は、外界とは隔絶された寄宿学校へーるシャムで過ごす子どもたちが、自らの出生の秘密を知り、成長する過程を描く。彼らはクローンとして生を享け、雑木を提供する存在だった。18歳になり、外の世界に足を踏み出したその姿から、われわれは『人間の生のあり方』を強烈に想起させられる。」

 文庫本の「わたしを離さないで」の裏表紙には、「全読書人の魂を揺さぶる」とありますが、まさに、これまで経験したことや学んだことが揺さぶられる体験です。

 ドラマは、日本を舞台にしていますが、見事に、本作のテーマが、現代日本の中で描き出されています。

 人間とは何か、生命とは何か、文明とは何か、進歩とは何か、色々なことを考えさせてくれる物語です。

 カズオ・イシグロについて、皆さんの感想をお教え下さい。

 さて、今日から、日曜日まで、三泊四日で、沖縄に行ってきます。

 私の上の姉の次女の結婚式に出席するためにです。

 瀬長亀次郎さんの歴史を刻む「不屈館」には行きたいと思っています。

 子どもたちとひめゆり記念館にも行きたいし、辺野古にも行きたいと思っています。

 移動中の車中で、カズオ・イシグロの「君を離さないで」を読了したいと思っています。

 それでは、数日、ブログはお休みします。日曜日にはお会いできる予定です。

 それでは出発します。

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。