米軍岩国基地への空母艦載機部隊移駐計画を巡り、村岡山口県知事は昨日の県議会本会議で「移駐を容認したい」と受け入れを表明しました。
今朝の読売新聞は村岡知事が「(関係する)全ての市町が移駐を容認するという、熟慮を重ねたうえでの最終判断を重く受け止める」と語ったと報じました。
私は、今、島田雅彦さんの最新刊「カタストロフ・マニア」を読んでいます。
2036年、世界は前代未聞の「大淘汰」に見舞われ人々はどう立ち向かうのかを描いた物語です。
太陽のプラズマ攻撃で、地球の電気関係、電波関係は、完全に破壊されました。
島田さんは、この状況をこう書いています。
「深刻だったのは原子力発電所です。もともと、海辺の原発は外部からの攻撃を受けやすいし、電源が使えなくなったら、すぐに危機的状況になることはわかっていました。なのに、政府は原子力利権を守ることを優先するあまり、危機管理を後回しにし続けました。安全保障を充実させるなら、真っ先に原発の運転停止と廃炉に取り組むべきでしたが、国防軍を増強し、海外派兵なんかに踏み切る愚策を取り、結果的にテロリストたちの格好の標的にされ、ますます日本を危機的な状況に追い込みました。」
岩国基地の周辺自治体の長及び村岡県知事の「空母艦載機部隊移駐受け入れ」の判断は、未来の県民・住民に莫大の危険を遺す負の遺産を生むものになるでしょう。
読売新聞は、議会答弁後村岡知事が「県民の安全で平穏な生活の確保に向け、全力を挙げる」と答えたと書かれてあります。
村岡知事が、本気で、県民の安全で平穏な生活の確保を求めるのなら、空母艦載機部隊の移駐を拒否すべきです。
原発も移駐も容認する村岡県政に対して、来る県知事選挙で県民の「ノー」の審判を下す事も重要です。
村岡知事が空母艦載機部隊の移駐を容認しました。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。