議員日誌

森友学園自民議員に働きかけ

 昨日、参院予算委員会で、日本共産党の小池晃書記局長は、大阪府豊中市の国有地が異常な安値で売却された学校法人「森友学園」をめぐる疑惑について、政治家が関与した記録を突き付けながら、安倍首相の責任を追及しました。

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙を元に振り返ってみたいと思います。

 小池氏は「ある自民党国会議員事務所の面談記録を入手した」として次のように迫りました。

 小池「記録は、2013年(平成25年)8月5日から始まります。8月5日「籠池泰典氏が来訪。塚本幼稚園が小学校設立希望の件。豊中市の国有地借地を希望。近畿財務局より、学校の場合は『購入』のみと回答あり。ついては、8年間の着地にて、その後『購入』と出来ないか?」

 その後8月21日、27日、30日、9月9日と籠池氏からの報告が続いています。

 9月13日「籠池氏から相談あり。9月12日に大阪府庁に近畿財務局の国有財産管理官が来て、小学校設立許可のスミ付きが必要と。ニワトリとタマゴの話。何とかしてや」

 そして同日午後の記録。「同日、近畿財務局から回答。ある意味、ニワトリタマゴの話しですが、前向きにやって行きますから」

 10月12日籠池理事長夫妻が来訪して「小学校用地の県、近畿財務局と大阪航空局職員数名とともに、現地視察。その際、事務方の判断できる事ではないというニュアンスを感じたので、上からの政治力で早く結論が得られるようにお願いしたい。土地価格の評価額を低くしてもらいたい」

 記録が続きます。小池氏は、「結果として、籠池さんの要望に沿う金額になっているわけですね。非常に重要な経過だと私は思います。」と指摘しました。

 今朝の読売新聞は、「鴻池祥肇・元防災相が代表を務める自民党支部が2014、15年、大阪府豊中市の国有地を小学校建設用地として購入した学校法人「森友学園」側から計20万円の寄付を受けていたことがわかった。学校側には、国有地取得に向けて鴻池氏に仲介を求める目的があったとみられる。鴻池氏は1日夜、記者団に、学園に便宜を図ったことはないとし、寄付は返還する意向を示した。」「鴻池氏は、これら2回の寄付とは別に、14日4月に参議院議員会館で、学園の鴻池康則理事長夫妻から現金の入っていた可能性がある紙包みを渡されたと説明。『(籠池氏からは)財務省にお願いがあるふうなことを聞いた。『頼んでくれ』とか『まけてくれ』とか言っていた。一瞬でお金だとわかった。『無礼だ、帰れ』と突き返した』と述べた。」と報道しました。

 小池書記局長は今日の午前9時から引き続き質問を行います。是非ご覧ください。

 私は、子どもたちが通う無認可保育園を認可させようと、保護者会の会長時代、数年に渡って行政との懇談を重ねていた時代の事を思い起こします。

 結局、その当時、認可をかちとることは出来ませんでした。

 全国で、同様の運動はあまたあります。

 その一方で、「上からの政治力で早く」特定の学校法人のために、国有地が激安で提供された事実は法治できません。

 この問題に、政治家がどのように関与したのか徹底的に解明すべきです。

 その上で、安倍首相の責任も厳しく問われなければなりません。

 森友学園の問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

 

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