昨日、うべ憲法共同センター主催で「岩国基地拡大と沖縄・高江ヘリパッド建設問題学習・報告会」が宇部協立病院多目的室で行われ、約50名の市民が参加しました。
まず、岩国の現状について、「住民投票を力にする会」松田一志代表が、報告しました。
「住民投票を力にする会」の松田一志代表の報告
松田代表は、米軍家族住宅を建設している愛宕山地区の開発について「山口県の条例に基づき環境アセスメントを行うべきだ。」と述べました。
愛宕山で米軍に提供される土地の総面積は、72へクタール。50ヘクタール以上の開発なら環境アセスを行う必要がありますが、有効面積が45ヘクタール(A)なので、環境アセスメントは実施しなくていいと県は判断しています。
この辺りについては、私も議員時代に繰り返し議会で取り上げた所です。
開発地の法面が当初7.2ヘクタールあるとしていたものを、4.8ヘクタール(B)だとして工事を現在行っています。
有効面積45ヘクタール(A)と法面4.8ヘクタール(B)を足しても49.8ヘクタールにしかならず、環境アセスメントは必要ないと、県も防衛省も口を揃えます。松田代表は、「空母艦載機部隊の移駐を遅らせないためのアセス逃れとしかいいようがない」と指摘します。
その他、松田代表は、F35ステルス戦闘機配備と空母艦載機部隊移駐に伴いオスプレイが配備されようとしている問題などを報告しました。
生協小野田診療所森田事務長と宇部協立病院末永医事課課長は、高江ヘリパッド建設抗議行動に参加しその報告を行いました。
森田事務長は、「ヘリパッド建設は、オスプレイの訓練場のため、老朽化した普天間飛行場から最新鋭の辺野古基地の戦闘機の訓練場を作ることが目的だ。」と述べました。
生協小野田診療所森田事務長の報告
森田事務長は、「高江周辺にある北部訓練場には提供水域がある。そこでは、強襲揚陸艦が着岸する訓練が行われることが想定される。佐世保と辺野古と高江が連携して軍事訓練を行うことが想定される。」と報告しました。
末永医事課課長は、N1ヘリパッド建設現場のリアルな状況を丁寧に報告しました。
宇部協立病院末永医事課課長の報告
末永医事課課長は「警備員が24時間体制で反対運動を排除しようとしている。巨額の税金を使ってヘリパッド建設が強行されようとしている。」と報告しました。
うべ憲法共同センターでは、今後、沖縄の現地の方を呼びお話しをお聞きするなど、今後とも、沖縄・岩国での基地拡大の動きを学んでいくここうと話し合っています。
岩国と沖縄で、基地拡大が強行されようとしています。日本の平和と民主主義が問われる重大問題です。
国民にとって、基地拡大はどのような意味を持つ問題なのかを真剣に考える時だと感じました。
皆さんは、この問題をどうお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。
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