昨日は、日本福祉大学山口県地域同窓生の集いに参加しました。
同窓生の集いでは、日本福祉大学福祉経営学部明星智美准教授が「日本の福祉を築いたお坊さん ~日福マインドを受け継いで~」と題して講演を行いました。
明星准教授は、私の2学年後輩にあたり、ヤジエセツルメントというサークルも一緒でした。
妻と明星さんは同級で、3人で旧交を温めることもできました。
日本福祉大学を創立したのは、鈴木修学さんという日蓮宗のお坊さんです。
鈴木修学さんは、戦前からハンセン病療養所の運営や犯罪少年の更生事業に携わってきました。
戦後、法音寺を開山し、知的障害児施設の運営に取り組みます。
1950年、東京に日本社会事業短期大学(現在の日本社会福祉事業大学)が、大阪に大阪社会事業短期大学(現在の大阪府立大学人間社会学部)が開設されました。
鈴木修学さんが中心になって、1953年に、日本福祉大学の前身である中部社会事業大学が開設されました。
1953年、鈴木修学さんは、「社会の革新と進歩のために挺身する志の人をこの大学を中心として排出させたいのであります。」「自己保身栄達のみに汲々たる気風ではなく人類愛の精神に燃えて立ち上がる学風が本大学満ち溢れたいものであります。」とする建学の精神を発表しました。
鈴木修学さんは、釈迦の「如我等無異」(我が如く等しくして異なることなからしめん)という言葉を大切に福祉と教育に携わってこられました。
2003年、日本福祉大学は学校法人日本福祉大学になりますが、それ以前は、学校法人法音寺学園でした。
私が在学した1980年代は当然学校法人法音寺学園という名称でした。
明星さんの話しを聞いて、鈴木修学さんというパイオニアがあっての大学であることを知りました。
又、仏教を学ぶ一人として、(我が如く等しくして異なることなからしめん)という言葉が心に響きました。
日福マイインドという点では、1963年の開校10周年の際に制定された教育標語の存在を知りました。
「万人の福祉のために真実と慈愛と献身を」。今にも生きるいい言葉です。
明星さんから「科学とヒューマニズム」「熱い心と 冷たい頭と たくましい腕」という言葉が日福マインドの一つとの話に懐かしさを覚えました。
この二つの言葉は、大学時代サークルの先輩たちから繰り返し聞いたものでした。
明星さんという親しみのある方から日本福祉大学創設の歴史と日福マインドを学び、リフレッシュできた喜びを感じました。
懇親会では同窓会の先輩や後輩の皆さんから多くの刺激を受けることが出来ました。
これからも日福マインドを持って、日々の活動に当たっていきたいと思いました。
「熱い心と 冷たい頭と たくましい腕」は私の座右の言葉としたいと思いました。
明星さん、同総会役員の皆さんありがとうございました。
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