今朝の毎日新聞の朝刊に、作家の半藤一利さんの「憲法の空洞化阻止を」とするメッセージが掲載されていました。
「自民党は条項創設をうたう憲法改正草案のQ&Aに『国民の生命や身体、財産という大きな人権を守るために、より小さな人権がやむなく制限されることもあり得る』と記している。でも、人権に『大きい』『小さい』がありますか?条項を憲法に盛るのは憲法に穴を開けるに等しい。」
「自民党改憲草案は、自衛隊を『国防軍』と言い換えている。日本の海岸線の長さは世界有数で、軍事力で守るのは極めて難しい。その意味でも外交力は不可欠なのだが、こうした現実を踏まえて『国防軍』とは何を意味するのか。改憲に意欲を燃やす安倍首相の後ろに、机上でしか物を考えない『参謀本部作戦課』のようなブレーンたちがいるのではないか。彼らによる憲法の空洞化を懸念している。」
「今回の参議院選挙は歴史の分水嶺になるかもしれない。この空洞化を何としても阻止したいと思う。」
近現代史に精通した半藤一利さんの言葉を私たちは重く受け止めたいと思います。
私も四半世紀、政治に身を置いてきました。今度の選挙ほど日本の平和のかかった選挙はないと思います。
半藤さんが言われる歴史の分水嶺がそれです。賢明な選択をしようではありませんか。
憲法の空洞化阻止という半藤さんのメッセージを皆さんはどう受け止められましたか。お教えください。
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