議員日誌

「生長の家」が与党とその候補を支持しない方針

 宗教法人・生長の家(谷口雅宣総裁、公称国内信者数52万人)は9日、夏の参議院選挙で「与党とその候補者を支持しない」とする教団の方針を発表しました。

 その理由について「安倍政権は民主政治の根幹をなす立憲主義を軽視し、福島第一原発事故の惨禍を省みずに原発再稼働を強行し、海外に向かっては緊張を高め、原発の技術輸出に注力するなど、私たちの信仰や信念と相容れない政治運営を行ってきた」としています。

 11日付のしんぶん赤旗日刊紙は、この問題について「生長の家」は、1960年代に『生長の家政治連合』を結成し、靖国神社国家護持運動など右翼的政治運動に取り組んだ歴史があります。83年に同連合を解消して以来、政治活動を断絶していました。こうしたなかでも、教団として『脱原発』『自然エネルギー立国』などを訴え、昨年は安保法案に明確に反対しました。こうした立場から(方針は)『安倍政権の政治姿勢に対して『反対』の意思を表明します。』としています。」と報じています。

 「方針」は、安倍政権の背後に右翼改憲団体「日本会議」があることにも言及。生長の家が右翼政治活動を行っていた時代に元信者たちが日本会議に深く関与しており、『同会議の主張と目的は、憲法改正をはじめとする安倍政権の右傾路線とほとんど変わらない」としたうえ、「日本海技の主張する政治路線は、生長の家の現在の信念と方法とはまったく異質のものであり、はっきり言えば時代錯誤的です」としています。

 方針は最後に「私たちは今回、わが国の総理大臣が、本教団の元信者の誤った政治理念と時代認識に強く影響されていることを知り、彼らを説得できなかった責任を感じるとともに、日本を再び間違った道へ進ませないために、安倍政権の政治姿勢に対して明確に『反対』の意思を表明します。この目的のため、本教団は今夏の参院選においては、『与党とその候補を支持しない』との決定を行い、ここに会員・信者への指針として周知を訴えるものです。」と述べています。

 「生長の家」が与党とその候補を支持しない方針を示しました。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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