議員日誌

セブンイレブン本社が「賃金泥棒」

 日本共産党の辰巳孝太郎議員は3月28日の参議院予算委員会でコンビニ業界最大手のセブンイレブン本社が、独自の勤務管理システム「ストアコンピュター(SC)」を用いて、労働者の勤務時間を違法に切り捨てている実態を告発しました。

 SCは、出勤した際にバーコードにかざすと「出勤スキャン時刻」として1分単位の性格な時間が表示されるのに、15分未満を繰り上げた「始業時刻」が自動的に記録されるものです。逆に「終業時刻」は15分未満が切り捨てられます。

 辰巳議員は、労働基準法24条が「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない」と定めていることを示し、勤務時間や残業時間の切り捨ては違法だとただしました。

 塩崎厚生労働大臣は「労働時間を正確に把握するのは使用者の責務だ」「労働時間は分単位で把握する必要がある。切り捨てることは原則、労働基準法違反だ」と答弁しました。

 辰巳議員は、時給900円の労働者が月20日(年間240日)働いた場合、始業と終業で最大14分ずつ繰り上げ、切り捨てらられば、年間10万800円もの賃金が正当に支払われない「まさに賃金泥棒」だと批判しました。

 塩崎大臣は「指揮命令下におかれた時間の切り捨てや、賃金や割増賃金の不払いが生じている場合は労働基準法違反になる。こういう事例であれば指導しなければならない」と答弁しました。

 辰巳議員は、セブンイレブン本社の「従業員労務管理の手引き」が「効率的な業務を実現するたえ、就労は15分単位を基本」としていることを告発。「問題は本社が堂々と違法行為を『基本』に位置づけていることだ。店舗オーナーは家族経家も多く、高すぎるロイヤリティーに苦しんでいる人も多い。空前の利益が店舗オーナーやアルバイト、労働者の議席の上にあるのは問題だ」と批判しました。

 私が住む宇部市内にもセブンイレブンが林立しています。市内だけでも数百人という方々がセブンイレブンでアルバイトされているのではないかと思います。

 皆さんの労働時間は、分単位で賃金に反映されているでしょうか。されていなければ、労働基準法違反の疑いがあります。

 セブンイレブンで働いておられる皆さん実態をお教え下さい。

 セブンイレブン以外のコンビニで働いておられる皆さん方の実態もお教え下さい。

 更にコンビニ以外で働いておられる皆さん、ブラックバイトの実態があればお教え下さい。

 

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