先週金曜日の赤旗日刊紙に東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんが「TPP『大筋合意』をどうみる」でインタビューに登場されていました。
鈴木教授は、「今回の『大筋合意』は、決裂しなかったと装うため、なんとか形をつくろうという『見切り発車の合意』」と厳しく批判します。
また、「日本はどんどん譲る草刈り場という状態でした。」とTPP交渉を振り返ります。
国会決議では、農産物の重要5項目などは「聖域」として「除外または再協議」となっています。
鈴木教授は「5項目の関税分類で586品目のうち174品目で関税を撤廃しました。3割で関税撤廃です。」「安倍政権は、まったく説明ができない状況に追い込まれているのです。」と語ります。
鈴木教授は、「農林試算物の被害額を試算すると、直接分かるだけで1兆円を越えます。(コメは1100億円)関連産業を加えると、さらに被害は大きくなるでしょう。」と述べています。
鈴木教授は、最後に「今回の『合意』の情報を公開させる必要があります。みんなで学習もし『だめなものはだめだ』と連携した力で運動を広げれば、TPPは阻止できる展望が生まれます。たたかいはこれからです。」と訴えます。
臨時国会も開かずに、TPP合意を強行しようとする安倍政権に、「公約違反」の批判と情報公開を求めて行きましょう。
今日は、第41回山口県赤旗まつりが10:30から周南総合スポーツセンター東第二グランドで行われます。
記念講演は、日本共産党農漁民部長で参議院議員の紙智子さんです。
戦争法、TPPなど平和とくらしの問題をわかりやすくお話しします。
私も今から直行バスの責任者としてバスで現地に向かいます。
皆さんに現地でお会いできることを楽しみにしています。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。