議会だより

かえる通信No3(2015年7月1日)

うべ憲法共同センターがスタート

 

憲法が活きる宇部市を

 

代表に坂田医師、事務局長に藤本前県議

 

 六月二十日、うべ憲法共同センターの設立総会が約六〇名の市民が参加して行われました。
 総会は、代表に、宇部協立病院の坂田勇司医師を、事務局長に藤本一規前県議を選びました。
 七月十九日に憲法学者である小林節さんを招いた講演会を行うなどの行動計画を確認しました。
 設立総会の後、戦争法案に関する学習会を山口民報の山本編集長を講師に行いました。
 山本さんは、「戦後七〇年間戦争をしなかったのは、国連加盟一九三か国のうち八か国しかなく、アジアでは日本とブータンだけだと日本経済新聞が今年一月二十四日に報道している。日本は、憲法九条に基づく平和外交で国際的な役割を発揮すべきだ。」と訴えました。
 総会と学習会の後、参加者は、「憲法9条を守ろう!」「憲法違反の戦争法案は廃案にしよう!」などを市民に訴えながら市内をパレードしました。 パレードに対して、車や家から手を振る市民の姿が多くみられました。

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 「戦争法案ノー」を市民に訴えるパレードを行う

 

県が、原発の埋め立て来年6月まで判断先延ばし

 

 山口県は、六月二十二日、中国電力が申請した上関原発建設予定地の公有水面埋め立て免許の期間延長について、さらに一年を期限に審議を継続する判断を行いました。
 中国電力に県は、七度目の補足説明を求める文書を送付しました。

 中国電力が埋め立て免許の延長申請を県に提出して、来年六月二十二日まで延長されれば、三年半の先送りとなります。

 

憲法審査会で戦争法案は違憲と発言

 

憲法学者・小林節さんの宇部講演会

 

日時 7月19日(日)午後2時~4時
場所 宇部市男女共同参画センター・フォー・ユー3階軽運動室
演題 「新安保法制は、法的、政治的、経済的に愚策」
講師 憲法学者・小林節さん

小林先生写真 (3)

慶應義塾大学名誉教授の小林節さん

小林 節(こばやし せつ)さんプロフィール
慶応義塾大学名誉教授、弁護士。法学博士。1949年東京都生まれ。1977年慶大大学院法学研究科博士課程修了。2014年より慶大名誉教授。著書に『「憲法」改正と改悪』(時事通信社)、『白熱講義!日本国憲法改正』(KKベストセラーズ)他。
主催 うべ憲法共同センター
   山口民医連内 電話35-9355
   事務局 藤本 携帯090-3747-2855
共催 憲法9条の会うべ 宇部緑橋教会内 電話21-8003 

 

一気 

 

元防衛官僚・柳澤協二さんの「亡国の集団的自衛権」を読んでいます。柳澤さんは「かつて自民党の政治家たちには、さまざまな価値観を持ちながらも、『戦争をしてはいけない』という共通の判断基準があったように思います。しかし、戦争体験を持たない世代が政界の中心を担うにつれ、人を殺すことや人が死ぬことに対する実感がまったくない政治家が、『戦争もありだ』という前提で国の安全保障に関わる問題を議論するという恐ろしい事態になっています。戦争は政治の延長であり、政治の失敗が本来防げるはずの『無駄な戦争』を引き起こすという自覚が、現在の政治にはたしてあるのでしょうか。」と述べています▼結論として「集団的自衛権は、日本の防衛にとってはむしろ有害無益のものです。」と断じています。安倍首相は、今こそ、柳澤さんの意見に耳を傾けるべきです。

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