議員日誌

戦争法案廃案求める請願は委員会で否決

 うべ憲法共同センターは、宇部市議会に「集団的自衛権の行使を具体化する法案を廃案にすることを求める請願」を提出していました。

 昨日の市議会総務財政委員会で審議されました。私は請願者の一人として傍聴しました。

 採択の結果、賛成少数で否決されました。

 本請願に賛成したのは、日本共産党市議会議員団荒川憲幸議員と、市民連合の宮本輝男議員でした。

 反対したのは、チーム創生の射場博義議員、新生会の唐津正一議員、公明党宇部市議会議員団の新城寛徳議員と鴻池博之、清志会の猶克美議員と山下節子議員でした。

 委員会の中で、与党関係のある議員から、「憲法13条(幸福追求権)の立場から、集団的自衛権の限定容認は可能だ」という趣旨の発言がありました。

 今度宇部市で講演いただく憲法学者の小林節さんは、「白熱講義!集団的自衛権」の中で、「私がいま、こうして今回の閣議決定(集団的自衛権の限定容認)に強く反対しているのも、政府の憲法軽視の姿勢が13条を侵害し、この国の未来をも危うくすることを危惧しているからに他ならない。」と述べておられることを紹介しておきたいと思います。

 小林節さんは、集団的自衛権の限定容認は、憲法9条に違反していると今国会でも発言されています。

 憲法違反の法律をごり押しすることこそ、国民の権利については、「立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」という憲法13条を侵害するものだと小林節さんは断じておられます。

 私は、憲法13条と戦争法案の関係では、小林先生の意見を支持します。

 私たちの請願が委員会で否決されたことはとても残念です。

 国会が9月まで延長されました。戦争法案を廃案にするために引き続き、力を尽くしたいと思います。

 

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