昨日、宇部協立病院の集いで挨拶しました。
私は、2月県議会で取り上げた国保問題を中心に挨拶しました。
挨拶の要旨は以下の通りです。
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宇部協立病院で働くみなさん、只今、ご紹介を受けました県議会議員の藤本一規です。いよいよ県議選の投票日まで残り1ケ月をきりました。
宇部市選挙区は、定数1減の大激戦ですが、頑張ります。
昨日終わった県議会で国民健康保険の問題を取り上げました。国保は、2018年度から都道府県が事業主体になろうとしています。前年度の実績から分賦金を100%徴収します。収納率80%でも100%の分賦金を徴収しようとすると、多目の賦課総額になります。つまり、国保の都道府県化は保険料を引き上げることにつながります。
宇部市では、国保世帯2万5千世帯の内、滞納している世帯は3800世帯と15%に及んでいます。今、行政が行うべきは、保険料を引き下げ、払える保険料にすることです。
しかし、行政が行っているのは、短期保険者証と資格証書の発行と無法な差押えです。
県内のある市では、国保を滞納している夜間営業中の飲食店に5名以上の職員が入ってきて差押えをするという事案が発生しました。一人は、財布から6万円を取られ、一人は、キープボトルを差押えると言われました。お客さんのボトルは、滞納した店主のものではなく差押えできません。また、利用客に販売する前のボトルでも条件付き差押え禁止財産に該当し、差押えてはならない財産ですので、キープボトルを差押えるとの発言は不適切です。
また、夜間の飲食店に入店しての差押えは可能かという問題です。国税徴収法基本通達に、差押えは、日中が基本とあり、例外的に、夜間差押えを行う場合は、「相当の理由」がある場合に限られます。滞納者が、海外に出国する予定だとか、絶対に夜間しか会えない場合です。私が聴いた二つのケースは、二人とも昼間市役所に行って分割納付などの相談中であった方で、夜間の差押えを行う相当の理由があったとは言えません。
小松健康福祉部長は「国保の滞納処分は、夜間の飲食店への差押えも含め、国税徴収法を遵守し実施されるよう指導したい」と答えました。
山口県が国の悪政を住民の暮らしにそのまま持ち込むのか、くらし・福祉・子育てを守る「防波堤」の役割を果たすのかどうか問われています。
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引き続き、県政に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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