直木賞作家・浅田次郎さんの「日本の『運命』について語ろう」を読んでいます。
浅田さんは、現代小説と同時に、近代史をテーマにした歴史・時代小説を多数書いています。
浅田さん曰く守備範囲は150年前から現在の日本や中国がテーマとのことです。
浅田さんは、「歴史とは何のために学ぶのか」といえば、「自分が今、こうしてある座標を学ぶ」ためと書いています。
この150年の歴史を学ぶなかで、浅田さんは戦争を重視します。
「日本はどんな戦争をしたのか、戦争で何を行ったかなどを次の世代に伝える、送ることは、私達の義務でもあると思います。」
「大きいものであれ小さいものであれ、戦争なんてものは二度と起こしてはならない。私たちは、そう心がけていなければなりません。歴史を知るのは、自分たちの立ち位置を知るためであって、正当性を声高に言いつのるためではないのです。」
戦後70年の今年。日本がこれからも平和でありつづけるために、歴史を学ばなければならなとこの本を通じて感じました。
そして、何よりも戦争について学ばなければならないと痛感しました。
その第一歩として浅田次郎さんの「終わらざる夏」を読み直そうと思いました。
この本は、私の座標となる一冊です。座右に置きたい一冊となりました。
浅田次郎さんや皆さんの歴史への思いをお聞かせ下さい。
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