東京へ出張中。移動中の有楽町駅近くの三省堂書店で、偶然出会ったのが、西加奈子さんの「サラバ!」
上下巻の長編でしたが、一気に読みました。
本は西さん直筆のサイン入りです。
これが西さんとの出会いで、なんとこの小説が第152回直木賞を受賞したのです。
西加奈子さん受賞おめでとうございます。
山口新聞に、直木賞選考委員の林真理子さんのコメントが掲載されていました。
「欠点は多いが、それをしのぐ力強いメッセージがある。快刀乱麻のような手腕は天才的」
私もまさに彼女の作品を読んで、林さんと同様の感想を持ちました。
長い小説でしたが、主人公の苦悩とインパクトのあるお姉さんの姿は、今でも脳裏に刻み付けられています。
映像化ということになれば、お姉さんは誰が演じるのでしょうか。
山口県人の私から言わせていただければ、この作品は、金子みすずさんの「みんな違ってみんないい」を体現したような作品です。
西さんの作品は、他にも若干読み始めていますが、灰谷健次郎を彷彿させる文体であるところも私が好きな所です。
地に足を付けて、人間愛に満ちて、丁寧に人物を描く筆致には好感が持てます。
ヒューマニズム一杯の文体が好きです。
西加奈子さん直木賞受賞おめでとうございます。
他の作品を読みながら、これからも応援していきます。
そして、新作を待っています。
そして、関係者の皆さん「サラバ!」の映像化をよろしくお願いいたします。
読書は人生を豊かにしてくれますね。
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