議員日誌

愛宕山に新たな米軍基地はいらない7・12市民大集会

 本日、岩国市の愛宕神社前公園で、愛宕山を守る市民連絡協議会主催の「愛宕山に新たな米軍基地はいらない7・12市民大集会」が行われました。

 日本共産党から私と石村智子さん、木佐木県議が参加しました。

 私は、6月県議会の報告を行いました。

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 7・12市民大集会で県議会の報告を行いました。

 私が訴えた要旨は以下の通りです。

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 「愛宕山に新たな米軍基地はいらない」7・12市民集会にお集まりの皆さん、只今紹介を受けました日本共産党県議会議員の藤本です。

 私は、7月3日、一般質問で、愛宕山での米軍家族住宅やスポーツ施設建設にあたり環境アセスも開発許可も行わない県政の問題点を指摘しました。今日は、この事について報告したいと思います。
 まず、環境アセスについてです。山口県の条例では、住宅やスポーツ施設を建設する場合、50㌶以上の面積があると環境アセスを行うことが定められています。山口県は、中国四国防衛局言いなりで、開発面積は、45㌶だとして環境アセスの実施を求めませんでした。
 私は、今回、中国四国防衛局が取得した面積は75㌶なのだから、この面積全てをアセスの対象面積とすべきだと質問しました。
 半田県環境生活部長は、「アセスの対象面積は、土地の形状が変更される所だけだ」と答えました。
 私は、法面を工事する第二次造成工事が行われる。法面のアセスの面積を入れないのはおかしいと指摘しました。半田部長は、「法面補強工事は、中国四国防衛局が国有地の管理行為だと言っている」と答えました。
 次に私は、7千㎡と言われている特殊地下壕をアセスの面積に入れないのはおかしいと指摘しました。半田部長は、「特殊地下壕の閉塞工事は、中国四国防衛局が国有地の管理行為だと言っている」と答えました。
  私は、更に、食い下がりました。中国四国防衛局が50㌶以上の開発を行っていると言えば、アセスの実施を求めるのかと質しました。半田部長は、「そのような場合は、中国四国防衛局にアセスを勧告する」と答えました。
法面や緑地や特殊地下壕を含めると、開発面積は50㌶を越えます。
 今日の集会成功の力で、中国四国防衛局の「国有地の管理行為だ」という言い訳を撤回させ、開発面積は、50㌶以上だと認めさせましょう。
 そして、山口県が中国四国防衛局にアセス実施を勧告するよう求めていきましょう。日本共産党は、中国四国防衛局のアセス条例違反を許さず、山口県が中国四国防衛局にアセスを勧告するよう引き続き皆さんと一緒に頑張ってまいります。
 二つ目は、開発行為についてです。
1㌶以上の野球場や陸上競技場は開発許可が必要です。しかし、山口県は、平成20年の国交省が出した一片の「事務連絡」の文書を盾に、愛宕山は米軍に提供される用地だからとの理由で、中国四国防衛局に野球場などの開発許可を行いませんでした。
 また、野球場の隣接地にソフトボール場が2面建設されます。ビラにある図面ではソフトボール場は、隣接して設置されていますが、最新の図面ではソフトボール場の中央に駐車場を配置しているものに変更されています。
 ソフトボール場二つ合わせれば1㌶を越え、開発許可が必要ですが、二つのソフトボール場の間に駐車場を挟むことによって、1面辺りは1㌶に満たないとして開発許可を行っていないのです。
 愛宕山用地のアセス逃れも許されませんが、国・県が都市計画法をアメリカ言いなりに解釈して開発許可を免除していることについても許すことが出来ません。
 7月1日、沖縄県名護市辺野古への新基地建設の工事が強行されたことを受けて琉球新報は「果たして日本は民主主義国家と言えるのか」と社説で書きましたが、愛宕山用地をめぐる状況も「果たして日本は民主主義国家と言えるのか」と言いたくなる状況です。
 日本共産党は、皆さんと連帯して、住民の主張を無視し、アメリカいいなりに法律を歪める行為を断じて許さない戦いをともに進めていく決意です。

・・・

 集会の最後に、『怒』のうちわによるパフォーマンスを行いました。

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 参加者全員が「怒」と書いたうちわを掲げました。

 愛宕山開発に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

 

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