議会だより

厚東川通信No368(2014年3月1日)

県知事選挙の結果について(2014年2月25日)
 
   日本共産党山口県委員会 委員長 佐藤文明
 
 県知事選挙で日本共産党の藤井直子候補にご支持いただいた多くの県民のみなさん、寒さの中、大奮闘された支持者・後援会員・党員のみなさん、またご支持いただいたみんなの県政つくる会の構成員のみなさんに心から感謝申し上げます。県知事選挙で掲げた公約実現のためにこれからも全力を尽くす決意です。
 藤井直子候補は、四万六千四百二票の得票、一〇.三三%の得票率を得ることができ、また、投票率が大幅に後退したなかで、昨年の参院比例票を五百六十七票上回ることもできました。全県一区の国政・知事選をたたかううえで三つどもえ、四つどもえなどいかなる組み合わせでも最低一〇%以上の得票を当面の目標にしている県党にとって今回の結果は一定評価できるものです。
 公約違反を続けた山本前知事の県政「継承」をかかげた自民・公明推薦の候補者、これまでの態度を変え「上関原発反対」を言いながら県外の原発再稼働は事実上「容認」し、その他の政策は「保守候補と同じ」という元衆院議員を相手に、藤井候補は「原発ゼロ、基地拡大ノー、くらし一番のあったか県政」実現を訴え、文字通り自共対決の選挙戦をたたかい抜きました。
 安倍内閣の改憲・戦争できる国への道、国民のくらし破壊の暴走政治が加速するなかで昨年の参院選に続いて、正面からたたかう日本共産党の姿を県民に示し、一定の評価できる結果を残した今度の県知事選を力に、来年の一斉地方選挙までの一連の選挙を必ず勝利するために全力を尽くす決意です。
 県民のみなさんのいっそう大きなご支援とご協力を心からお願いいたします。

ルネサス山口工場新会社へ移行
新たな早期退職募集開始される
 ルネサスエレクトロニクスは、二月十九日、「国内グループ(製造関連)再編(吸収分割および吸収合併)に関するお知らせ」を発表しました。
 山口工場は、ルネサス関西セミコンダクタ株式会社に吸収合併された後、吸収合併存続会社「ルネサスセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社」の傘下に入ります。存続会社は、現那珂事業所内(茨城県ひたちなか市)に本拠地が置かれます。
 「宇部日報」によると「山口工場は、引き続き合理化の対象として生産能力の縮小をしつつ、譲渡を検討していく」とされています。
 同時にルネサスエレクトロニクスでは、二月二八日から三月七日まで新たな早期退職募集を行うことも発表しました。
 山口工場の後工程は、昨年末に閉鎖されました。前工程ラインの労働者が、新会社に、何人雇用されるのか不明です。
 ルネサスのリストラは、山口県経済に大きな影を落としています。
 労働者の皆さんの声をお聞かせ下さい。
西宇部小学校通学路の歩道未設置個所に
車に徐行を知らせる道路標示が設置完了 
 西宇部小学校の通学路になっている市道松橋線の歩道がない箇所に、徐行走行を促す「速度30注意」とする路面表示がこの程、設置されました。
 この箇所は、子どもたちの通学上危ないと保護者から要望が出され、藤本県議が宇部市に改善を求めていました。藤本県議は、引き続き、通学路の危険個所改善に取り組んでいくことにしています。
 皆さんの要望を藤本県議までお伝え下さい。
 市道松橋線に設置された徐行を促す道路標示

一気
二月十九日付東京新聞に「自民流ばらまき予算の地元」と題する記事が掲載されました▼安倍首相の地元山口県での大型公共事業の状況を追う記事の中で、下関市の沖合人工島(長州出島)が取り上げられました。この事業は、七五五億円を投じる事業で〇九年から部分供用がはじまりましたが、利用した船舶は、わずか七〇隻と報じています。この中で私の「過大な需要を見込んだ国と地元の責任は重大だ。『公共事業栄えて民滅ぶ』状況が加速することになりかねない」とのコメントが取り上げられました▼村岡新知事は、山本前県政が進めた産業戦略推進計画を充実させると公約し当選しました。山本県政が進めた産業戦略の第一は、瀬戸内産業再生戦略であり、その中心は、大型公共事業の促進です。私は、「公共事業栄えて民滅ぶ」事態にならない対応を村岡新知事に望みます。

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