議員日誌

吉見文博さんをしのぶ会

 今日、生前大変お世話になった「吉見文博さんをしのぶ会」が行われます。
 吉見さんは、生前、私が選者をしている山口民報の川柳コーナーに多くの投句をいただいた方でした。
 今日のしのぶ会に、「吉見文博句集」として皆さんにお配りしたいと思っています。
 時事吟が中心ですが、「ピカドンを知らずひたすら手を合わす」「八月の六、九、十五、忘れまじ」などは、吉見さんの人生に裏打ちされた良句だと思います。
 私が好きなのは、吉見さんの人生を現した人生吟ともいえる川柳です。
 「喧嘩した二人の角を流す雨」
 吉見さんの人生の中に、こんな一幕があったのでしょう。
 「まだ散れぬ大樹にすがる未練花」
 吉見さんは、きっとこんな思いで天国に旅立たれたのでしょうが、吉見さんの平和を求める遺志を私たちがしっかり引き継いでいこうと思います。
 最後に吉見さんへの献句を紹介します。
 「温かな花を咲かせて逝った人」
 吉見さん長い間ありがとうございました。
・・・
吉見文博句集(山口民報投句分)
 
くじ売場イージス艦の写真置く
法相が印鑑押す度に人が逝き
      (2008年4月)
天引きの無い人高貴高齢者
      (2008年6月)
応援の合間に掻き込むかき氷
喧嘩した二人の角を流す雨
      (2008年7月)
ピカドンを知らずひたすら手を合わす
      (2008年8月)
炊き出しにまともなご飯やっと食べ
      (2009年2月)
老いの日を一人で祝う誕生日茂爺 
太郎にゃ風神何時吹くの
      (2009年3月)
まだ散れぬ大樹にすがる未練花
潔く散るに散れない花も有り
      (2009年4月)
ライオンに追われた鳩の行く先は
森光子至芸の極み二千回
      (2009年6月)
耐え忍ぶ太郎は我慢の子であった
故人から献金受けるミステリー
      (2009年7月)
八月の六、九、十五、忘れまじ
      (2009年8月)
幸夫人首相と一緒にぶれて見え
見直しで俺の小遣い査定され
      (2009年12月)
献句
温かな花を咲かせて逝った人  
        藤本一兎
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