議員日誌

高田郁著「ふるさと銀河線―軌道春秋」を読んでいます。

 私のブログを長く読んでいただいている方は、私が高田郁さんのファンだということはお気づきだと思います。

 代表作の「みをつくし料理帖」シリーズを始め、彼女の作品の全てをこれまで読んできました。

 待ちに待った最新刊「ふるさと銀河線―軌道春秋」を今読んでいます。

 高田さんは、時代小説作家としてデビューする前は、川富士立夏というペンネームで、漫画の原作者でした。

 その時代に書かれた「軌道春秋」というシリーズを小説にしたのが今回の作品集です。

 高田さん初めての現代小説の短編集です。

 高田さんは、この本のあとがきに「生きにくい時代です。辛いこと哀しいことが多く、幸福は遠すぎて、明日に希望を見いだすことも難しいかも知れない。それでも、遠い遠い先にある幸福を信じていたい-そんな想いを、本編の登場人物たちに託しました。今を生きるあなたにとって、この本が少しでも慰めになれば、と願います。あなたの明日に、優しい風が吹きますように。」

 高田さんの狙いは、私の心にストレートに届きました。

 どの作品も、人を観る目が優しく、励ましを私たちにくれるものばかりです。

 高田ファンでよかった。これからも高田さんの作品を読み続けていこうと改めて思わせる作品でした。

 この作品の中の一編でも映像化されたらと願います。

 今まで読んだ中では「ムシヤシナイ」などいい映像になると思います。関係者の方々よろしくお願いいたします。

 年末には、深沢かすみさんによるコミック版が発売されるとのことです。

 今からコミック版も楽しみです。

 高田さん、次は、「みをつくし料理帖」の最新巻ですか、新しい長編ですか。

 何でもいいので楽しみにしています。

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