本日、岩国市にある県内唯一の木質バイオマス100%の発電所=㈱ミツウロコ岩国発電所を視察しました。
岩国発電所は、2003年9月に岩国市長野で操業を開始しました。現在、約20人の従業員が働いています。
主に山口県・広島県から運ばれてきた間伐材や建設廃材等の木質チップがチップヤードに保管されています。
木質チップがヤードに大量に保管されていました。
木質チップをボイラーで燃焼させ、発電に必要な蒸気を発生させます。年間10万トンの木質バイオマスを燃焼させています。
木質チップを燃焼させるボイラーです。
タービンは、減速機付復水型です。
木質チップを燃焼させた水蒸気でタービンを回します。
発電機の出力は10500kwです。一般家庭約1万世帯分の電気使用量になります。
タービンの力で電気を起こす発電機です。
発電した電気は、全量ミツウロコグリーンエネルギー㈱に売却し、グリーンエネルギー㈱が、各企業などに売電します。
山口県は、今年3月に県バイオマス活用推進計画を策定しました。
現在43%林地残材の利用率を2020年に70%にするなどの目標を定めています。
具体的には、林地残材活用プロジェクトとして、固定価格買取制度を生かした大規模発電システムの構築として、「発電施設等の整備を支援する」としています。
これらを通じて、林地残材の利用量を2万トンから5万トンにすることを目標に掲げています。
県内でこの計画にも沿った形で、木質バイオマスを活用した発電所を更に整備すべきだと感じた視察でした。
視察した内容を今後の議会に生かしていきたいと思います。
バイオマスの活用について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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