今朝の読売新聞に、「日米両政府が、在日米軍再編計画に盛り込まれた米軍普天間飛行場の空中給油機KC130部隊の米軍岩国基地への移駐について、2014年夏に先行して実施する方向で調整に入ったことが29日、わかった。」と報道されました。
この点について、今日、岩国基地対策室の担当者に確認をしたところ、「国から正式な説明はない。現在、情報収集しているところだ。」とのことでした。
担当者は、「これらの問題は、10月3日に東京で行われる日米外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、確認され、山口県や岩国市に説明があるものと思う。」とも話していました。
山口県は、過去の議会で「普天間基地の全面返還に係る諸条件が整う前の(KC-130部隊の)先行移駐は認められないというのが基本的な考え方」と述べています。
10月3日の2プラス2で普天間基地の全面返還に係る諸条件が整う可能性はない訳ですから、来夏のKC130部隊の岩国移駐は、まさに先行移駐になることは明らかです。
防衛省は、普天間基地が固定化する中で、負担を軽減するために、KC-130部隊を岩国基地に先行して移駐させようとするつもりでしょうが、この判断は、沖縄県と山口県民を愚弄するものです。
オール沖縄の意思は、少なくとも普天間基地を県外に移設することを望んでいます。
2プラス2では、まず、この沖縄県民の意思に真正面から答えるべきです。
普天間の辺野古移設を断念し、普天間の日本国内のたらい回しも行わず、普天間は、アメリカに移転する方向を検討すべきです。
ならば、空中給油機の岩国移駐も解消します。
本議会で、基地担当の小松総務部理事は、「国に言う時にはしっかり物を言う」と表明してきました。
山口県は、10月3日の2プラス2の前に、政府と米側に、KC-130の先行移駐は認められないとの意思をはっきりと表明すべきです。
KC-130部隊の先行移駐は、オール山口の意思ではね返していきましょう。
明日から、基地問題を所管する総務企画委員会が行われます。
私は、明日の委員会の中で、この問題を取り上げたいと思っています。
KC-130部隊の先行移駐の問題を始め、基地問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。