今日は、私が住む地元自治体、西ヶ丘自治会の敬老会が行われました。
小学校3年の三男が手紙の朗読と手品を披露しました。
西ケ丘自治会の敬老会で手品を披露する三男
息子の成長を感じる敬老会でもありました。
長寿が喜べる社会にしていくために力を尽くしたいと思います。
下記は、私のあいさつの要旨です。
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西ヶ丘の敬老会に今年も参加させていただいてありがとうございます。私は、旧楠町の吉部出身で、昭和12年生まれ、75才になる母がおります。昨日は、親孝行をしました。それは、稲刈りです。今年は、日照りも強かったのですが、雨も強く、稲が倒れてしまい、刈るのに時間がかかり、全部刈り終えることは出来ませんでした、天気次第ですが、明日、残りを刈る予定です。子どもにとっては、孝行できる親がいつまでも元気であってほしいと願うものです。西ヶ丘の皆さんも益々元気で暮らしていただいきたいと思います。
さて、最近、トヨタ方式の研究者である山田日登志さんの「なぜ『ふるさと製造業』は強いのか」という本を読みました。山田さんは、「ダレの会社ともわからぬ資金の魂が、人を使い捨てる企業」を「資本製造業」と呼び、地域とともにどっしり構えるオーナー企業を「ふるさと製造業」と呼ぶとして、「ふるさと製造業」を育成することが、将来を守ってくれると述べています。
最近、宇部市でも、ルネサスが大変なリストラを行いました。山口県も楠町も企業誘致する時には、巨額のお金を出しましたが、今日の状況です。
宇部市の実情を見ても、「ふるさと製造業」の育成こそが重要だと痛感します。
この本の中に、良寛さんエピソードが出ています。良寛さんは、新潟で地震の被害に遭った友人に、「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候、死ぬ時節には死ぬがよく候」と書いた手紙が残っています。
私利を求めず、自然に抗わず(あらがわず)、自然の恵みに感謝して、子どもともににこやかに遊んで生きた良寛さんの生き方に、ふるさとがあると山田さんは述べています。
「足るを知る生き方」を先輩たちから学び、この社会が、皆さんにとっても、子どもたちにとっても、あたたかいふるさとのようになるために、私も微力を尽くしてまいりたいと思います。
本日の参加者の皆さん方の益々のご健康を祈念して私のあいさつを終わりますありがとうございました。
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