昨日、妹尾河童著「少年H」を読み終えました。
H少年が、終戦前後に何を見て、何を感じたか克明に記録されています。
中でも、新聞が真実を書かなかったことが具体的に書かれてある点は圧巻でした。
戦前は、日本政府に協力し、戦後は、GHQに協力し、真実が書けない新聞の状態がリアルに書かれてあります。
また、天皇の戦争責任についてもリアルに書かれてあります。
二度と、この歴史を繰り返してならない。心から思わせる小説です。
私を人生の原点に、戻してくれるような小説でした。
これからも私の座右に置いて、繰り返し読みなおそうと思える小説でした。
そして、今、読んでいるのが、池井戸潤著「オレたちバブル入行組」です。
今、テレビドラマで高視聴率をあげている堺雅人主演の「半沢直樹」の原作本です。
池井戸作品は、「空飛ぶタイヤ」や「鉄の骨」など読んでいます。
巨大資本の裏側に主人公が立ち向かう姿を描けば右に出る人はいないでしょう。
半沢直樹は、巨大銀行の裏側に立ち向かう物語です。
池井戸さん自身は、私の1才上の方で、半沢も私と同世代の設定です。
時代背景は私が生きた時代ですので、よく分かります。
実は、ドラマは、面白そうだと思いながら、盆前まで、激務続きだったので、観ていません。
ドラマの次回は、来週の日曜日。
それまでに、シリーズ第一弾「オレたちバブル入行組」。第二弾「オレたち花のバブル組」を読み終えたいと思っています。
ブラック企業が横行する中、企業内は益々理不尽さを極めているのではないでしょうか。
このような時代に、「やられたら倍返し」と自分をしっかり主張する境演じる半沢直樹に注目が集まっているのでしょう。
「半沢直樹」ファンの皆さん、感想をお聞かせ下さい。
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