議員日誌

岩国基地のオスプレイは、米本土へ帰れ

 安保廃棄・岩国基地撤去山口県実行委員会は、本日、山本知事に対して「岩国基地駐機のオスプレイの米本土への帰還を求める申し入れ」を行いました。

  オスプレイは米本土へ帰るよう求め申し入れ行う

 米空軍嘉手納基地所属の救難用ヘリコプターHH-60が5日午後4時ごろ、沖縄県宜野座村の米海兵隊キャンプハンセン内の山林に墜落・炎上し、乗組員1人が死亡するという重大事故が発生しました。

 在日米海兵隊基地司令部は今回の墜落事故をうけ、岩国基地に陸揚げされ、普天間基地に配備予定だったオスプレイ12機のうち、10機については移動を延長すると発表しました。

 オスプレイの普天間基地への追加配備は断じて許されませんが、岩国基地に長期間、滞在することになれば、パイロットの錬度維持のために同基地周辺で訓練飛行が行われる危険もあり、到底、容認できません。

 唯一の解決策は、普天間基地へのオスプレイの配備を撤回し、岩国・沖縄両県に持ち込まれた24機のオスプレイを、アメリカ本土に帰還させることです。

 実行委員会では、以上の観点から、次の3点を申し入れました。

 1、米軍ヘリ墜落事故をうけ、普天間基地への移動が延長され、岩国基地に駐機しているオスプレイ10機については、速やかにアメリカ本土に帰還するよう日米両政府に要請すること

 2、岩国基地に駐機中のオスプレイによる飛行訓練は容認しないこと

 3、オスプレイの普天間基地配備は撤回するよう日米両政府に要請すること

 申し入れに対応した小松総務部理事は、1について「オスプレイの過去の事故については原因を国に照会し、一定の理解が進んでいる。オスプレイの米本土帰還を国に求める考えはない」と答えました。

 2については「岩国市と協議し必要な対応は行っていく」と答えました。

 3については「オスプレイの普天間基地配備は、国の防衛政策に基づくものだと考える。しかし、必要なことは国に言っていく」と答えました。

 私は、「岩国基地に残された10機は、普天間基地に移動するためだけの存在だ。そのオスプレイが、本格的訓練を開始したら当然、県は岩国市と協議した上で国に抗議するのは当然だろう」と指摘しました。

 小松総務部理事「オスプレイが普天間に正式配備される前に本格的な訓練を開始することは問題だと考える。その場合は、岩国市と協議し、何らかの対応を検討することになるだろう」との考え示しました。

 また、小松総務部理事は、「県として、国に対して、オスプレイの普天間への移動延長の理由や移動に時期などについて問合せを行っている。この回答が返ってきた後に、対応が必要かどうか検討する」と答えました。

 参加者からは、「県の態度は、国いいなりりだ。沖縄と連帯し、岩国市民の声に耳を傾け、オスプレイの本土帰還を県として主張すべきだ」などの意見が相次いで出されました。

 オスプレイが普天間基地に移動せず、岩国基地に居続ける状況が続いています。

 この状況を皆さんはどうお考えですかお教え下さい。

 

トラックバック

コメントはまだありません

No comments yet.

コメント

コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。

メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。