議員日誌

映画「風立ちぬ」

 子どもたちと一緒に宮崎駿監督の「風立ちぬ」を観てきました。

 

 零戦の設計者である堀越二郎をモデルに、小説「風立ちぬ」の作家掘辰雄の人物像を融合させた青年(二郎)が主人公の物語です。
 平和と愛が貫かれた映画だと思います。二郎は、大学で航空工学を学びます。設計者として生きる道には、挫折もありました。二郎は、創造性と抜きんでた才能で後に神話と化した零戦の設計をするのですが、映画では、二郎の技術者としての真摯な姿が描かれています。二郎は、薄幸の少女菜穂子と出会い、別れます。
二郎が生きた時代は、大正から昭和。日本が戦争に突入する時代ですが、この時代に生きた二郎だからこそ、平和と愛を希求していたんだという宮崎監督のメッセージが伝わってきます。
 二郎の声を演じたのが、宇部市出身のアニメーター庵野秀明さん。後半になるほど、庵野さんの声と二郎の動きがぴったりしてきました。庵野さんは「風の谷のナウシカ」「火垂るの墓」の原画に参加していることを知りました。
 スタジオジブリ小冊子「熱風」7月号に「憲法改正」が特集されました。宮崎駿監督は「憲法を変えるなどもってのほか」との小論の中で「憲法を変えることについては、反対に決まっています。(中略)政府がどさくさに紛れて、思いつきのような方法で憲法を変えようなんて、もってもほかです。」と述べています。「憲法改正」が声高な今だからこそ、宮崎監督の平和と愛の映画「風立ちぬ」をご覧下さい。

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