23日、安倍首相とオバマ大統領は、ワシントンで日米首脳会議を行いました。
この中で、安倍首相は、TPP交渉参加に大きく踏み出す意向を示しました。
日本共産党の志位委員長は、安倍首相の意向表明について「TPPについて、安倍首相は『聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった』としている。しかし、発表されたTPPに関する『日米共同声明』では、『全ての物品が交渉の対象とされる』とし、すでにTPP交渉参加国で合意されている『(TPPの輪郭《アウトライン》)において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する』としている。この『アウトライン』は、『関税並びに物品・サービスの貿易及び投資に対するその他の障壁を撤廃する』―すなわち関税と非関税障壁の撤廃が原則であることを明記したものである。『アウトラインの達成を確認する』としながら『聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった』などというのは、国民を欺くものにほかならない。」と談話で語っています。
この事態を受けて、本日、午後、私と吉田県書記局長が、緊急に、農業や医療団体に志位委員長の談話を伝えながら役員の方々と対話を行いました。
県森林組合の垣村専務理事は「森林組合としては、中山間地域がこれ以上疲弊することがないように、TPP参加が行われないように運動を続けている。今後も他の農業団体と連携しながら運動を継続していく」と話しました。
県森林組合連合会の垣村専務と懇談する私(右手前)
県医師会の吉野事務局次長は「国民皆保険を守る必要があるというスタンスを今後と堅持して運動を続けていく」と話しました。
吉野県医師会事務局次長と懇談する私(左奥)
その他、県歯科医師会やJA山口中央会にも志位委員長の談話を届けました。
TPP参加は、日本の経済主権を投げ捨て、食と農をはじめ日本の産業と国民生活のあらゆる分野に深刻な打撃を与えるものです。
TPP問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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