木内一裕さんの小説「藁の盾」を読みました。
凶悪犯を福岡から東京まで護送する物語。
凶悪犯に殺された遺族に大会社のオーナーが。
凶悪犯を殺せば10億円の賞金が付くと言う広告が新聞に掲載されます。
10億円を稼ぐため、一般市民だけではなく警察官の中からも凶悪犯を狙う者が出てきます。
凶悪犯を守るSPに選ばれた警察官にも葛藤があります。
果たして、凶悪犯を東京まで送り届けることが出来るのか。一気に読ませます。
小説「藁の盾」は、三池崇史監督により映画になります。来年のゴールデンウイークに公開予定です。
小説には、新幹線や高速道路を護送するシーンが出てきますが、どのような映像になるのか楽しみです。
小説家の木内一裕さんは、元々、漫画家。代表作は「BE-BOP-HIGHSHCOOL」
映画監督としても、いくつかの作品を手掛けています。
今は、小説家として毎年一作のテンポで作品を発表しています。
今まで、触れたことがないとてもヘビーな作風ですが、「藁の盾」の中で、社会の深部を描く筆はとてもリアルです。
これを期に、木内作品にも触れていきたいと思います。
No comments yet.
コメント公開は承認制になっています。公開までに時間がかかることがあります。
内容によっては公開されないこともあります。
メールアドレスなどの個人情報は、お問い合せへの返信や、臨時のお知らせ・ご案内などにのみ使用いたします。また、ご意見・ご相談の内容は、HPや宣伝物において匿名でご紹介することがあります。あらかじめご了承ください。