小2の娘と一緒に、映画「テルマエ・ロマエ」を観てきました。
先日、映画館に行った際、「テルマエ・ロマエ」の予告編に圧倒され、ヤマザキマリさんの原作コミックも読み、満を持しての鑑賞でした。
この映画は、古代ローマの浴場の設計技師のルシウスが、現代日本の銭湯にタイムスリップするところから物語がはじまります。
主役のルシウスは、イタリアの俳優ではなく、阿部寛さん。
阿部さんは、原作コミックのルシウスを彷彿させます。阿部さんの冴える演技力に脱帽です。
阿部さんは、モデル出身で、二枚目ですが、最近益々芸の幅が広がり、日本を代表する俳優の一人となりました。
阿部さんと私は、同年齢ということもあり、これからも応援していこうと思います。
この映画は、コメディではありますが、古代ローマの歴史をシリアスに描いているスペクタル映画でもあります。
西暦100年代。ローマ帝国を治めているのは、ハドリアヌス。ケイオニウスの政治が短命に終わり、アントニヌスが皇位に着き23年間政治を司ります。この時代をダイナミックに描きながら、この映画は進行します。
そもそも古代ローマ人が現代日本の銭湯や温泉にタイムスリップするという驚天動地な物語を紡ぎだしたのは、原作者のヤマザキマリさん。
ヤマザキさんは、17歳で単身イタリアに渡り、美術学校で絵画の勉強を始めた方です。今は、イタリア人の夫と息子とシカゴに暮らしています。
そんなヤマザキさんだからこそ生まれた作品だと思いました。
映画では、原作にないマンガ家志望の上戸彩さん演じる山越真実が登場します。
山越の存在により、映画としての物語性に奥深さが出たのではないかと思います。
映画の最後で、ルシウスが再び山越の前に現れます。
原作コミック「テルマエ・ロマエ」は継続中です。映画のラストは、映画「テルマエ・ロマエ」の続編を期待させるものです。
娘と一緒にハラハラドキドキしながら大いに笑った映画でした。大ヒットのようなので、続編を大いに期待することにいたしましょう。
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