議員日誌

厚南中学校の卒業式に参加

 今日、宇部市立厚南中学校の卒業式に、小学校のPTA会長として参加しました。

 169名の卒業生が今日、巣立ちました。

 今年の卒業式には、7名の生徒が参加できませんでした。

 さて、私は、昨日の一般質問で、中学校卒業者の内、進学も就職もしない生徒の割合が、山口県は全国ワースト2だと指摘し対策の強化を求めました。

 山口県では、毎年200名以上の子どもたちが、中学校を卒業した後、進学も就職もできない状況を生んでいます。

 15の春を泣かせないと昔から言われていますが、どの子どもにもゆきとどいた教育こそ今求められているのではないでしょうか。

 私は、その対策の一つとしてスクールソーシャルワーカーの増員を昨日の議会で求めました。

 地域と家庭を支えながら子どもたちの自立を促す、スクールソーシャルワーカーの体制強化が山口県に求められているのではないでしょうか。

 また、山口県の高校受験の学区をなくす動きがあります。この問題も私は昨日指摘しました。

 国連・子どもの権利委員会は、2010年日本政府に対し「最終見解」を示しました。

 その中に「高度で競争的な学校環境が、就学年齢にある児童の間で、いじめ、精神障害、不登校、中途退学、自殺を助長している可能性があることを懸念する」

 「極端に競争的な環境による悪影響を回避することを目的とし、学校及び教育制度を見直すことを勧告する」との指摘があります。

 学区廃止は、国連・子どもの権利委員会の「極端に競争的な環境による悪影響を回避」しなさいという勧告の逆を行く道であり、「高度に競争的な学校環境」を作る道だと私は昨日、一般質問で指摘しました。

 どの子にとっても行きたくなるような学校をつくっていくことが今求められているのではないかと思います。

 169名の全ての卒業生の将来が夢のあるものになるように、私もしっかり役割を果たしていこうと思いました。

 山口県内で中学校を卒業する全ての生徒の皆さんの将来に幸あれと願います。

 山口県の教育に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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