議員日誌

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「アンダンテ~稲の旋律~」

 今日は、映画デーでした。

 午前中に観たのは「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」です。

 監督は、スティーブン・ダルドリー。ドイツのナチ時代の悲劇を描き、私がこれまで観た映画の中でお薦めベスト5に入る「愛を読むひと」の次回作がこの作品です。

 さすが、スティーブン・ダルドリー監督。本作品もメッセージが明確で、深い感動を生む名作でした。

 9・11で父親を失った少年の心の空虚を埋める物語です。オスカー少年役のトーマス・ホーンは、オスカーそのものでした。

 父親役のトム・ハンクスも良かった。「グリーンマイル」後、久しぶりに彼の主演作品を観ました。

 何といっても、間借り人のマックス・フォン・シドーが良かったですね。

 暴力は、深い傷を人間に与えるものだ。その暴力が大きければなおさらだということが分かりました。

 深い傷を与えるのも人間だが、傷を癒すことができるのも人間なのですね。

 オスカーは、多くのブラックさんに出会い、心の傷を癒していきます。

 それと、家族愛がこの映画のテーマですね。

 父親のトーマスが、子どもや妻からいかに愛されていたかが如何なく描かれています。

 私も4人の子どもの父親として、家族をどれだけ愛しているだろうか考えさせられました。

 この映画を観ると、きっと家族にやさしくなれるでしょう。

 日本でも3.11から1年目を迎えようとしています。多くの悲しみがあり、それを乗り越えようとする葛藤が満ちているのだということに思いを馳せることができました。

 今、ジョナサン・サフラン・フォアの原作を読んでいます。映画に描かれていない部分もあり、とても興味深く読んでいます。

 山口民報で今年から映画のコラムを担当することになりました。(活動トピックス参照)2回目として、この作品のことを書こうと思います。乞うご期待。

 午後は、「アンダンテ~稲の旋律~」の試写会に行ってきました。

 本ブログのインフォメーションにある通り、5月19日に、原作者の講演会と映画上映が行われます。その試写会が今日行われたのです。

 前から観たいと思っていた映画でした。涙あり笑いありで、最高の作品でした。主演の新妻聖子さんが最高でしたね。ひきこもりの演技も迫力あったし、最後の独唱はさすがです。

 広瀬役の筧利夫さん、堀川役の秋本奈緒美さんも好演でした。

 農業に関わっている一人として、多くの方に観て欲しい映画です。

 前売券を預かっています。トップページの問い合わせの所からでもいいので、是非、ご注文下さい。

 今日観た二つの作品とも、主人公は、心に傷を負いながらも、人々の支えで、乗り切ろうとする物語でした。

 私も今日は、二つの作品に勇気をもらいました。

 映画って本当に面白いですね。人生を豊かにしてくれます。

 あなたの最近お薦めの映画をお教え下さい。

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