議会だより

厚東川通信No310(2011年10月1日)

9月21日、日本共産党県議団が柳居議長に要請

 

書類送検の議長は辞職を

 

 9月21日、日本共産党県議団は、柳居俊学議長に対して、「議長職を辞任し、道義的責任を果たすよう求める要請」を行いました。
 要請書は藤本県議が、弘中議会事務局長に手渡しました。弘中局長は、「要請書は、議長に渡す」と答えました。 要請書の全文は下記の通りです。

議長職を辞任し、道義的責任を果たすよう求める要請
 山口県警察は9月13日、政務調査費で作製した顔写真入りカレンダーを選挙区の有権者に配布していた問題で、柳居俊学議長を公職選挙法違反と詐欺などの容疑で山口地方検察庁に書類送検しました。
 今年2月、全国市民オンブズマン連絡会議の中光弘治弁護士が提出した告発状によると、柳居議長が、2008年から2010年のいずれも11月頃、選挙区の周防大島町の約1万世帯にカレンダーを寄付した行為は公選法違反であり、同カレンダーの印刷費を「県政報告印刷料」と偽って08、09年分の政務調査費として147万8400円を不正に得た行為は詐欺罪にあたるとされています。
 政務調査費については、使途基準に反する支出が全国的に問題化し、山口県議会議員においても不透明な事案が明らかになり、県民から強い不信感と厳しい批判が寄せられています。
 今年3月には、自民党を除く5会派が連名で、再発防止のため、柳居氏(当時、副議長)に対し、十分な説明をする等、県議会議員として責任を果たすよう強く要請しましたが、これまでに何の対応もとられませんでした。
 柳居氏は、5月の議長選において、議長という県議会を代表する要職につかれています。その議長が公職選挙法違反容疑などで書類送検されたという事実は、県民の政治不信に拍車をかけています。よって日本共産党県議会議員団は、柳居俊学議長に対して、道義的責任をとって、議長職を自ら辞するよう要請するものです。

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  弘中議会事務局長に要請文を渡す私(右)

 

藤本県議が企業会計決算特別委員長に就任 


 八月県議会で、決算特別委員会と企業会計決算特別委員会の正副委員長の互選が行われました。
 その結果、決算特別委員長に自民党の二木議員、副委員長に自民党の吉田議員が、企業会計決算特別委員長に藤本県議、副委員長に自民党の星出議員が選ばれました。病院が独立行政法人化され、企業会計決算特別委員会は最後になるようです。
 藤本県議は、委員長就任にあたり「有終の美を飾るべく、活発な委員会になるように委員長としての役割をしっかり果たしていきたい」と語っています。

 

一気

 

九月十四日、岩国市で行われた平瀬ダム再開を議論する「第5回錦川川づくり検討委員会」を傍聴しました。委員会会場周辺には、「美しい錦川を未来に手渡す会」の方々など30名以上が会場周辺に集い関心の高さを示しました▼県は、「平瀬ダム+河川改修案が最良」とする検討案をまとめ「錦川川づくり検討委員会」を再開させたのです▼県は、今後、ダム事業の対応方針の原案を作成し、県公共事業再評価委員会の意見を聴いたうえで、県の対応方針決定し、年内にも国土交通大臣に検討結果を報告したいとしています▼国土交通省は、「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」で意見を聞いた後、対応方針を決定しますが、早ければ、来年度に予算計上も考えられる情勢です。このまま「平瀬ダム再開」ありきの議論に終始させてはなりません。 急いで県民的議論を行う時です。

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