本日、民主・連合の会(加藤寿彦会長)と日本共産党県議団(藤本一規会長)と社会民主党県議団(佐々木明美会長)は、共同で、柳居俊学議長に「柳居俊学議長が道義的責任を果たされるよう求める要請書」を提出しました。
提出には、3会派会長が出席し、弘中議会事務局長が受け取りました。
弘中局長は、「要請書は、議長に渡す」と答えました。
要請書提出(左から佐々木会長、藤本、加藤会長)
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柳居俊学議長が道義的責任を果たされるよう求める要請書
去る9月13日、山口県警が、歴史と伝統ある山口県議会の現職議長である柳居俊学氏を、公職選挙法違反と詐欺容疑で山口地検に書類送検したことが、マスコミ報道で明らかになりました。NHKニュースを始め、山口・毎日・朝日・読売・中国など新聞各社も9月14日から15日にかけて報道しました。
そこで、我々有志の会派は、以下の諸点を指摘します。
① 選挙で選出された議員であり、現職の議長が、公職選挙法違反と詐欺容疑で書類送検されたことは、山口県政史上始まって以来の重大事件であり、議員として、かつ、議長としての道義的責
任は、たいへん大きなものがあります。
② 今年2月28日、有志の5会派が、当時の副議長である柳居俊学氏が公職選挙法違反や政治資金規正法違反などの容疑で山口県警及び山口地検に刑事告発されたことに対して、当時の島田議
長に、「山口県議会及び県民の信頼回復のため、全員協議会の開催等により、副議長から十分な説明をされるよう」強く要請したにもかかわらず、当時の島田議長からも、当事者である柳居俊
学氏からも、今日まで何の説明もありません。
③ 柳居議長の顔写真入りカレンダーについては、その印刷代を政務調査費と後援会「俊和会」から二重に支出したことになっているだけでなく、政務調査費の支出項目では、「県政報告印刷料」
と偽っています。
④ 政務調査費に関する責任者は柳居議長であります。その責任者が、自らの問題で、告発され、県警から書類送検されてもなお、県民をはじめ、県議会に対して、事実関係を明らかにしないこ
とは、議長としての職務を円滑に遂行できていないことを証明するものと思われます。
⑤ 9月30日には、第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」の開会式ご臨席のため来県される天皇皇后両陛下を、県庁にてお迎えすることになっています。
公職選挙法違反と詐欺容疑で書類送検された議長が両陛下をお迎えすることになれば、両陛下に礼を失することになりかねません。山口県議会及び同議会議員にとって、極めて不名誉なこと
であります。
⑥ これらの点を踏まえると、柳居議長は、ことの真相を県民に説明することは当然であり、県議会としても、真実を明らかにする責任が問われています。
以上の諸点から、9月20日、有志の会派会長が、柳居議長に対して、各会派会長の意見を聞くため、各会派会長会議を開催していただくよう要請しましたが、拒否されました。
これらのことから、柳居議長は、県民に説明せず、議会の声を聞こうともせず、自ら真相解明をしないだけでなく、政務調査費に関する責任者としての職務を放棄していると言わざるを得ません。
このままでは、県議会に対する県民の不信感が増幅されることとなり、議会の責任が問われることになります。
よって、我々有志の会派は、県民の不信感を払拭し、歴史と伝統ある山口県議会の信頼を回復するために、柳居議長が自らの責任で議長職を辞し、新谷副議長のもとで、一連の事件の真相解明と、再発防止策を講じられますよう、強く要請します。
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尚、5項目目について、我が会派は削除を求めましたが、他会派との合意し議長に要請することを優先し、項目に入れることを容認しました。
今回は、3会派での要請書提出となりましたが、今後、他会派との連携を深め、議会の正常化を進めていきたいと思います。
この問題に対する皆さんのご意見をお寄せ下さい。
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