全世界6000万部!という宣伝に圧倒されて「ミレニアム」を読んでいます。
単行本としては数年前から書店に積んであったのを知っていましたが手が出ませんでした。
今回は、文庫化されたとのことで書店で手にして読み始めしました。
私が読む本のほとんどは、日本人作家によるものです。登場人物も文化も理解できるからです。
翻訳本は、名前や文化が馴染めず遠ざかっていたのですが、やはり面白いものは自然と頭に入ってくるものですね。
「ミレニアム」は3部作。第一部が「ドラゴン・タトゥーの女」。第二部が「火と戯れる女」。第三部が「眠れる女と狂卓の騎士」。
長大な物語ですが、秋の夜長の楽しみが出来ました。
今読んでいる第一部では、女性調査員のリスベットが主役です。
月刊誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露しますが、名誉棄損で有罪になりました。
その事件の真相を追うリスベット。ミカエルは、別の大物実業家ヘンリックから失踪した身内の娘の事件の調査の依頼を受けます。
今日までに読んだのはここまでですが、リスベットとミカエルがどう絡んでいくのか興味津津です。また、失踪事件とはいったいどんなものなのか、大きな謎です。
世界6000万人の人がワクワクしたミステリー。私もその仲間に入りたいと思います。
また、この作品を執筆したスティーグ・ラーソンは、人道主義的な政治雑誌「EXPO」の編集長を務めた後、ミレニアムシリーズの執筆を始めたとあります。
作品が完成した直後、心筋梗塞で死去したとあります。彼の人生そのものについても興味が湧きます。
「ミレニアム」シリーズのファンの皆さん。感想をお聞かせ下さい。
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