フジテレビ系列でこの秋、松本清張原作「球形の荒野」のドラマが放映されるとの情報をキャッチしました。
松本清張作品ファンの私にとっては今から楽しみです。放映までに原作を読みなおしておこうと思います。
そんなことで、フジテレビのホームページを観ていますと、有川浩原作「フリーター、家を買う」のドラマが放映されるとのことです。
最近、有川浩にはまっている私は、ドラマが始まるまでに、原作を読もうと格闘中です。今、半分まで読みました。
有川作品は、奇想天外な設定でも、日常的な設定でも、目の前に画像が浮かぶよう読めるのが特徴です。
この「フリーター、家を買う」は、極めて今日的な社会問題がテーマです。
大学は卒業したが、最初の会社を辞めてしまい、それから正規職員にならずに苦しんでいる25歳の主人公。
フリーターやワーキングプアの問題は、身近に溢れています。
その主人公の母が、心の病を患い、一生懸命母を支えます。
自殺者3万人を越える時代で、心の病と闘っている人たちも皆さんの身近におられることでしょう。
その主人公が、自らと家族の未来のために、当面する問題を解決しようとする物語です。
しっかりものの姉の存在や、母の病気を受け入れようとしない父の存在など、「あるある」「わかるわかる」と思わせながらドラマは進みます。
この辺りが有川浩さんが多くの読者を惹きつけるところでしょう。
有川さんが、この本の終わりに、自分も主人公のようなスタートだったと語っています。
ドラマと言えば「ゲゲゲの女房」が好評ですが、原作本に「人生は入口では決まらない」とあります。
この物語には、「ゲゲゲの女房」と通じるような人生への励ましがあるのではないかと思います。
ドラマのホームページでは、「千葉真奈美」という女性が登場しています。
私は、その辺りまで読んでいないけれど、いよいよ主人公の誠治にも明るい未来が開けそうです。
ドラマでは、主人公は嵐の二宮和也が演じます。千葉真奈美を香里奈が演じます。
私が期待するのは、強烈なキャラクターの姉を誰が演じるかということです。20代後半の女優さんで、このキャラクターを演じるといえば、誰でしょう。
原作の残りを読み切って、ドラマのスタートを楽しみに待ちたいと思います。
秋からのフジテレビのドラマに期待している今日この頃です。
皆さん秋からのドラマでどの作品に期待しておられますか。お教えください。
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