議会だより

厚東川通信No281(2010年7月15日)

参議院選挙の結果について 党県委員長 佐藤文明 

 

 わが党に寄せられた、県民のみなさんの大きなご支持ご支援に心から感謝します。また、暑さと雨のなかご奮闘いただいた支持者、読者、後援会員、党員のみなさんに深く敬意を表します。
 全体の結果は、与党の過半数割れという民主党政権にとって厳しい結果となりました。昨年の総選挙で国民は自民・公明政権の退場という選択をし、今回は民主党の政権にたいして厳しい審判をくだすという判断をしました。多くの国民が政権交代によって新しい政治が生まれると期待したにもかかわらず、次々と国民の期待と公約を裏切った結果でした。これは、国民が自分たちにとって真に求める新しい政治を真剣に模索し探求する過程が続いている現れであり、自分たちの意思で政治は変えられるとの思いが引き続き強く働いている結果だと思います。
 わが党がこの国民の願いに応えられず、とくに仁比聡平候補の再選を果たせなかったのはかえすがえすも残念な結果ですが、この選挙で私たちが訴えた消費税増税反対、暮らし応援の経済政策への転換、米軍基地の新たな押しつけに反対するたたかいなど公約実現に向けて、これからも県民のみなさんと共同したたたかいを進めていく決意です。
 これから来年にかけて県議選、岩国・下関・宇部での市議選など重要なたたかいが連続します。捲土重来を期し、強く大きな党づくりに力を尽くし、県民のみなさんの期待にこたえられるようにこれからもがんばっていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

宇部市吉部地域の河川改修を相次いで要望

 

 藤本県議は、吉部地域の浸水対策について宇部市に要望を行いました。一つは、厚東川の支流である藤ヶ瀬川の改修についてです。六月二十五日からの大雨の際、川の水が溢れ、田を越え、民家に流れる被害で起きました。
 藤本県議は、堤防のかさ上げと、川の浚渫を要望しました。早速、堤防のかさ上げとして、土嚢を積んでいただきました。 川の浚渫が出来るかどうかについては後日回答をいただくことになりました。 また、藤本県議は、有帆川の支流である河中所川の改修についても宇部市に要望しました。

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  土嚢が設置された厚東川支流の藤ヶ瀬川

 

6月議会報告シリーズ②

 

福祉医療費助成制度の改善


 六月十七日の朝、障がい者団体が福祉医療費助成制度を元に戻し、一部負担金をなくすよう求める九万六千筆余の署名を知事あてに提出しました。藤本県議は、その日の議会で、この問題を取り上げました。藤本県議は、「保険医協会の調査では、県内で唯一、一部負担を導入した宇部市では一九・四%の医師が受診が減ったと答え、十一・一%は治療中断があると回答している。一部負担をなくし、子どもの医療費助成制度は『見直し』ではなく対象年齢の拡大を図るべきだ」と迫りました。
 二井知事は、「署名の中身は重く受け止めている」としながら「私の考えが依然として理解いただけないのは大変残念」と答えました。子どもの医療費については「ゼロベースで見直す」という三月県議会答弁は「廃止することを結論づけて検討するものではない」と答えました。

 

一気


山口市・宇部市の商店街の役員さんの所へ「消費税率一〇%への大増税に反対する請願」署名を持って回りました。具体的な声を紹介します。「還付するというが、その実務は膨大なものになる」「消費税が価格に転嫁できない中小企業の売上は確実に落ちる」 などなどです▼商店街の組織そのものが解散しているところも数ヶ所ありました。とても残念なことです。 「残った商店を何とかしてほしい」という叫びのような訴えも多数お聞きしました▼「国民健康保険料が高すぎる」など、暮らしの深刻さについても多く語られました。国民の購買力を奪い、業者の営業を疎外する消費税増税は、今行うべきではありません。 そして、国民健康保険料の値下げなど、国民の命と中小企業の営業を守る対策の強化が急務であることを痛感しました。 要望は自治体や国政に届けたいと思います。

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