今日はメーデーです。私は、宇部地域メーデーで連帯のあいさつを行う予定です。
私のメーデーでのあいさつの原稿は下記の通りです。
「宇部地域メーデーにご参加の皆さん御苦労さまです。県議会議員の藤本です。一言ごあいさつを申しあげます。
昨日、国が二つのデータを公表しました。一つは、完全失業率です。3月の完全失業率は5.0%と前月に比べて0.1ポイント悪化しました。完全失業者数は350万人と、前年同月に比べて15万人増加しました。年齢別の失業率では15歳~24歳が前年同月比0.6ポイント増の11.9%。25歳~35歳が0.3ポイント増の6.4%と若年層で悪化しているのが特徴でした。
もう一つは、非正規労働者の雇い止めの状況です。08年10月から今年6月までの失職・失職予定の非正規労働者数は、前月から5224人増えて27万5014人、山口県では、その数が4347人となります。
また、山口労働局が新規高卒者の今年3月末現在の就職内定率を先日発表しました。前年同月比0.2ポイント減の98%でした。2858人の求職者に対して2800人の就職者ですから58人は就職が決まらずに卒業したことが明らかになりました。
更に、日高教と私教連の調査で、内定・求人取り消しや応募から採用決定まで就職活動が長期化するなど就職ルール違反が相次いでいることが明らかになっています。山口県内でも求人取り消しが6件、就職ルール違反が2件あったと報告されています。
日本共産党は、4月21日に、「新卒者の就職難打開へ―社会への第一歩を応援する政治に」という声明を発表しました。
根本問題は、新卒者の就職難打開のためにも、非正規雇用を拡大した労働法制の規制緩和を抜本的に見直し、日本の雇用のあり方を、非正規雇用から正規へと転換していくことです。
今国会に、労働者派遣法の改正案が提出されましたが、製造業派遣、登録型派遣を「原則禁止する」と言いながら、「常用型」とか「専門業務」などの名前をつければ実態は同じでも容認するなどの「大穴」があいています。派遣から正社員への道を開く抜本改正の実現に力を尽くします。
雇用悪化が深刻ですが、大企業は内部留保をこの10年間で142兆から229兆に増やしています。内部留保を雇用への声を上げましょう。」
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