11月県議会一般質問報告シリーズ①
民主党の陳情一元化を批判
国への要望制限如何なものかと知事答弁
藤本県議が、八日に一般質問で登壇しました。本号から順次報告して行きます。
藤本県議は、民主党が「分権型陳情への改革」と称して、国に対する陳情を「民主党県連」に一元化する方針を打ち出していることについて、中央省庁に対する要望を特定政党が一元的に受け付け、行政への窓口を閉ざすことは民主主義に反する行為であり、憲法で保障する国民の請願権を侵害することになりかねないと批判し、知事の見解をたずねます。
二井関成知事は、「憲法で、何人も請願する権利が保障されている権利が保障されているという趣旨からは、私も国への要望が制限されるのは如何なものかと思っている」と明言し、「中央政府は地方政府の声を直接しっかり聞き、政策に反映させるべき」だと答えました。
藤本県議は、「国に改善を求めよ」と質すました。二井知事は、「今後の動向を見守りながら必要があれば必要な要請をしていきたい」と答えました。
12月8日に一般質問する藤本県議
総務政策委員会で藤本県議が質疑
井原前市長著作での指摘を問い質す
藤本県議は、十一月県議会総務政策委員会で愛宕山開発事業に関連して、国から米軍住宅用地として買収の打診が県にあったかどうかという問題で質疑を行いました。
井原前岩国市長の著書「岩国に吹いた風」には、平成十八年八月二日に、綿屋副知事は井原市長に合い、「国から米軍住宅用地として愛宕山を全部買収したいと打診を受けた」との話をしたと書かれてあります。 また、八月八日には、県と市による「二者調整会議」が行われ、「国から米軍住宅用地として愛宕山を全部買収したいという打診を受けた」と県が報告したとこの本にあります。
藤本県議は、八月二日の綿屋副知事の行動を訊ねました。県は「八月二日、綿屋副知事と井原岩国市長が協議を行ったことは事実」と答えました。
次に、藤本県議は、八月八日の「二者調整会議」の存在を質しました。県は「八月八日、山口県と岩国市の協議が行われた事実」と答えました。
小野湖の水を守る会結成記念講演会行われる
十二日、「小野湖の水を守る会」結成記念講演会が行われました。 第一部は、水と命を守る地域の取り組みとして3地域からの報告がありました。 萩・福江・水と命を守る会から報告では、全市を挙げた取り組みで計画を進めさせていませんでした。萩市には、産廃処分場建設問題対策室が設置され、市議会にも特別委員会が設置され、毎年、反対の総決起集会が開かれいると報告されました。二部では、評論家の富山和子さんの講演が行われました。
一気
富山和子さんの講演会で買った「海は生きている」を読みました。児童書として書かれているので大変分かりやすいものでしたが、とても深い内容でした▼この本の中で、富山さんは、地球温暖化を止めるためにどのように暮らしたらいいのか最後に書いています。「できるだけごみを出さないこと。土からもらったものが土に返らせるようなくらしを、とりもどすことです」と書いています。「じぶんたちの食糧は、できるだけじぶんの国で責任をもつ。それが、地球を守るエチケットです」と書いています。 自国の農林水産業を振興して、食料自給率を上げていけば、エネルギー消費を減らし、地域と森林を守ることにも通じ、地球温暖化を防止していく▼いろんなことがつながっていくのが嬉しい本でした。「富山学」をじっくり勉強していきたいと、改めて思いました。
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