次男が、友だちと映画に行きたいといいます。次男は、その友人の所にちょくちょく行っているので、我が家も恩返しをしなけらばと思い、私が連れていくことになりました。
次男が観たいのは、「デュエルマスターズ」。私は、違う映画を観ておこうと思い、同じ時間帯に上映している中で選んだ結果「火天の城」にしました。
映画は期待以上の「佳作」でした。安土城を建てた宮大工「岡部又右衛門」の物語です。
あの時代に、東洋一、世界一の木造建造物を作る大変さが映画の中で如実に表わされていました。
やはり、日本は匠の国、ものづくりの国であることを痛感しました。
同時に、映画には、自然に対する畏怖の念を持つ大切さも描き出していました。
近江穴太(あのう)の石工頭の「清兵衛」が語ります。
「石を従えよう、石に勝とう、などと思うな。石を畏れ、石を敬う気持ちで見つめよ。」(原作より)
自然を畏れ、敬う気持ちの大切さを山口県は、7月21日に学びました。
また、民を畏れ、敬う気持ちの大切さをこの国は、8月30日に学びました。
こんなことを考えながらこの映画の深さを感じました。
又右衛門が一門や家族を思う気持ち、そして、ひとつの目的のために民が力を合わせる気持ちに涙が込み上げてきました。
今年観た映画の中でも一押しの作品です。皆さんも是非どうぞ。
この映画を観る機会を与えてくれた次男と次男の友人に感謝しましょう。
これも親としての特権でしょう。親は子どもを通じて学ぶ機会が多いものです。感謝・感謝。
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