議員日誌

豪雨災害に対する緊急要望に市が回答

 党北南地区委員会(五島博委員長)と、党山口県議団(藤本一規副団長)と、党宇部市議団(荒川憲幸団長)が、宇部市に対して8月3日に豪雨災害に対する緊急要望を行いました。

 8月14日付で回答が寄せられましたので概要を報告します。

 ①災害弔慰金は一部損壊世帯にも支給することについては、「支給対象被害の拡大については、当面、考えておりません」とのことでした。

 ②床上浸水被害者を支援する制度を創設することにつては、「現在のところ新たな支援については考えておりません」とのことでした。

 ③県に対して床上浸水被害者を支援する制度の創設を求めることについては、「市としましても、本件に関し県と意見交換を実施したいと考えています」とのことでした。

 ④急傾斜地崩壊防止事業は保全対象人家1戸から適応することについては、「国の採択基準に準じているため、困難と考えております」とのことでした。

 ⑤県に急傾斜地崩壊防止事業は保全対象人家1戸から適応するよう求めることについては、「保全対象人家を1戸にすることは困難であるとのことです」とのことでした。

 ⑥栄ヶ迫ため池の1段目の改修を早急に行うことについては、「堤体を切開する工事を行いました」とのことでした。

 ⑦栄ケ迫ため池の2段目西岸の護岸改修は、復旧に留まらず、補強工事を行うことについては、「護岸の全面的補強は多大な費用を要しますので、現時点では困難と考えております」とのことでした。

 ⑧沖の旦から末信の浸水解消のため、厚東川の堤防設置を県に求めることについては、「早急に事業着手されるよう県に対し要望したいと考えております。

 ⑨持世寺の浸水解消のため、持世寺川から厚東川への排水力を強める対策を講じることについては、「今後の対策について県と十分協議を行ってまいりたいと考えております」とのことでした。

 ⑩厚東駅前の浸水解消のため、大坪川から厚東川への排水力を強める対策を講じることについては、「県と今後の対策について十分協議を行ってまいりたいと考えております」とのことでした。

 ⑪両川地域の災害復旧を急ぐことについては、「市道川崎上小野線については、早急に本復旧工事に着手したいと考えております」「準用河川平田川においても、今後、早期の復旧工事を実施したいと考えています」「山林の崩落箇所につきましては、規模の大きいものにつきましては県の緊急治山事業にて復旧する予定としており、その他のものにつきましては、小規模治山事業にて復旧してもらうよう県と協議中です」とのことでした。

 見舞金・弔慰金については、県内市町では、防府市・山口市が床上浸水被害者にも支給しています。宇部市も見習うべきです。

 県段階では、多くの自治体が床上浸水にも見舞金を支給していますので、山口県に改善を引き続き求めていきたいと思います。

 被災者生活再建支援制度では、床上浸水被害には、支援金が出ません。しかし、本ブログで指摘したように、多くの自治体で床上浸水被害者にも独自の上乗せを行い支援金を支給しています。県と宇部市はこのような自治体の制度を学ぶべきです。

 急傾斜地崩壊防止事業を保全対象人家1戸から適応する点は、新潟県で対応しています。新潟県で出来て、山口県で出来ない理由が何かあるのか引き続き調査したいと思います。

 その他の問題ではいくつか、前向きの対応が約束されました。この点は評価します。県の役割が大きいので、県にも改善を引き続き求めていきたいと思います。

 豪雨対策の問題は、来る9月県議会で取り上げたいテーマの一つです。引き続き、皆さんのご要望をお寄せください。

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