議員日誌

日米FTA問題で、JA山口宇部役員の方と懇談

 本日、私と時田宇部市議は、日米FTA問題で、JA山口宇部の前田組合長、中戸常務理事と懇談しました。

 私は、昨年、宇部市吉部で農業シンポジウムを開いたことや、日本共産党の農業再生プランや、志位委員長が行った「日米FTAにきっぱり反対する」との記者会見の内容を説明しました。

 日米FTA問題について前田組合長は、「組合としても、明確に日米FTA反対を打ち出している」と話しました。

 中戸常務理事は、昨日、農林水産団体などが主催し東京の日比谷野外音楽堂で行われた「日米FTA断固阻止緊急国民集会」に参加してきたと語り、「農業者だけでなく消費者団体が多数参加していたのが力強かった」と語りました。

 私は、「農産物がただただ安いのがいいということで、日米FTAが締結されれば、日本農業は壊滅的な打撃を受けることになる」と語り、消費者を含めた国民的な運動の必要性を語りました。

 前田組合長は、日本共産党のビラに書いてある「農業を基幹産業として発展させる」立場が重要だと語りました。

 また、中戸常務は「民主党のマニュフェストに、日米FTA締結の文字があることに驚いた」と語りました。

 私は、「今後とも農業を発展させるために、意見交換を続けましょう」と話しました。

 前田組合長は、宇部市万倉の方です。私の父が万倉小学校に勤務していた時、PTA会長を務めておられたそうです。

 そんな話も飛び出しながら、有意義な懇談となりました。

 農業を守ることは国の安全保障に直結する問題です。

 自立した国として日本が今後とも発展するためには、農業振興は不可欠です。

 この立場で、日本が、諸外国同様、農業保護政策へ転換していくことは不可避です。

 農産物の関税問題一つ取っても、EUは20%、アルゼンチンは33%、ブラジルは35%、メキシコは43%、タイは35%に対して日本は12%です。

 今でも低い関税をなくそうとする日米FTAを締結すれば、農業の衰退は必至です。農業者だけではなく全国民的に大いに議論すべき問題です。

 皆さんのご意見をお聞かせください。

 

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   日米FTA問題でJA組合長と対話する私

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