長かった議会が閉幕しました。私は、県議会に送っていただいて10年。一番印象に残った議会となりました。
それは、ひとえに、「福祉医療費助成制度の一部負担金導入」問題があったからです。一般質問、委員会、そして、閉会日の討論と全ての場で私は、一部負担金導入反対の論戦を行いました。
昨日のテレビや今朝の朝刊などでも大きく取り上げられていましたので、今日お会いした方や電話などで、「一部負担金を無くすために引き続き頑張ってほしい。」と激励を受けました。
私は、昨日、一般会計予算に反対する討論の中で、地方自治法に、地方自治体の役割が「福祉の増進」とあることを取り上げ、福祉医療費の一部負担金導入は、この地方自治体の役割を放棄するものと明確に批判しました。社民党は、一般会計への反対討論で、福祉医療費助成制度に一部負担金を導入することは「財政破綻のつけを弱者にしわ寄せさせるもの」と述べました。
自民党は、一般会計に賛成し、福祉医療費助成制度の問題は、「知事の苦渋の選択で、一部負担金は導入されたが、当初の計画より改善されたことを評価する」と討論しました。
公明党は、一般会計に賛成し、福祉医療費助成制度の問題は、「一部負担金の導入に対する県民の悲鳴をしっかり受け止める」としながら「ただただ議案に反対するだけではなく更なる改善を求めていく」と討論しました。
民主党は、ついに一般会計に賛成しました。福祉医療費助成制度については、討論の中でも批判的な発言を繰り返しましたが、「議案に反対して知事と決裂する訳にはいかない。」と発言しました。
私は、民主党が福祉医療費助成制度の継続を求める障害者団体の方々の議会請願に対して紹介議員になっていることを知っています。この請願には、「一部負担金導入はやめてほしい。」との項目が含まれています。しかし、一般会計予算には、福祉医療費助成制度に一部負担金を導入するとの中身が含まれています。民主党の議案への態度は、障害者の方々を裏切りことになるのではないでしょうか。
議会は閉会しましたが、新しいたたかいが始まります。私たちは、福祉医療費助成制度から一部負担金を無くすために、引き続き、がんばってまいります。
県民の皆さんのこの問題でのご意見をお聞かせください。
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