今日、宇部工業高校の卒業式に参列しました。私は、県議になって高校の卒業式に今度で10度参加していますが、一番泣いた卒業式になりました。
その理由の第一は、答辞の内容でした。「私たちは、浅瀬で泳いでいた稚魚だった。今、大海に泳ぎだす。」。このような内容は、毎年子どもたちが表現することでしょうが、今年の大海は大荒れです。私は、卒業生の皆さんに「頑張れよ。」の想いで涙してしまいました。幸い、宇部工業の全日制の子どもたちは、全員、就職が内定したそうです。
理由の第二は、卒業生が自分の子どもの年齢に近づいてきたことでしょう。卒業生が退場する際に、各学科ごとに、一列に並んで父母の席に向かってお礼を言うのです。短い言葉ですが、これには、堰を切ったように涙が止まりませんでした。実際に、式が終わって、私自身が退場していると、私の高校時代の同級生が卒業生の母親として参列している姿を見ました。
宇部工業高校の校訓は、「誠と熱」だそうです。この校訓通り、子どもたちは育っていることを感じました。この子どもたちには、未来は託せる。こんな感じがしました。
約9割の生徒が、来月から製造業を中心とした会社の現場に立ちます。科学技術立国の最前線で、大いに奮闘してほしいと願い式場を後にしました。
涙は、心のストレスを解消する最良の方法だとテレビで言っていました。大いに泣いて心を解し、いよいよ明日からの質問戦に臨みたいと思います。
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