議会だより

厚東川通信No240(2008年11月1日)

 旧楠町社会福祉協議会でずさんな会計処理が明らかに

簿外預金2180万円

山口県の調査で明らかになる

 旧楠町社会福祉協議会でずさんな会計処理が行われていたことが明らかになりました。旧楠町社会福祉協議会の会計処理で問題と思われる点は、以下の通りです。
 第一は、平成十五年度決算に係る貸借対照表で、重複計上が発覚したことです。借方の普通預金と運営積立特定預金に一九八五万一千円の重複計上があり、貸方に同額が未払金として計上されていました。
 第二は、簿外の預貯金の存在が判明したことです。山口銀行船木支店、山口宇部農業協同組合万倉支店におけるすべての旧楠町社会福祉協議会の取引口座に関する残高証明書を確認したところ、平成十五、十六年度の貸借対照表に計上されているもの以外に、合計六件の口座が存在してことが明らかになりました。
 県厚政課は、「不正流用の事実は確認できなかったが不適切な会計処理であったことは事実。」と述べています。
 楠地区自治会連合会は、二井知事に、「問題の責任と、明快な回答及びその説明、今後の取り組みについての回答を」求め申し入れ書を提出しました。

9月県会報告シリーズ②

雇用促進住宅の廃止問題


 藤本県議は、国、雇用能力開発機構が雇用促進住宅の売却・廃止を決定したため、県内では二八七〇戸のうち一八〇〇戸が二〇一〇年度末までの廃止対象となり、十分な説明もないまま、追い出される住民の不安は相当なものがあると指摘。国に廃止方針を白紙撤回するよう求めるとともに、県として支援を行うよう求めました。
 佐本商工労働部長は、廃止方針は閣議決定されており、白紙撤回を求める考えはないとのべ、円滑な転居や退去困難者への配置など、廃止が入居者の理解を求めながらすすめられるよう国に働きかけると答えました。また、機構から要請があれば住民説明会への参加や具体的な譲渡交渉があれば検討すると答えました。

信号機設置・改善実現へ

 

 この間、住民の要望を受けて藤本県議が求めていた信号機の設置や改善が実現する見通しとなりました。一つは、市道神原町・草江線と市道草江・五十目山線の交差点に信号機が設置されます。
 二つ目は、県道宇部・船木線と市道宇部駅・小野田線の交差点の信号機が時差式に変更されます。いずれも、年度内には工事が行われる見通しです。

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 信号機の設置を待つ恩田ふれあいセンター前
 

一気

藤沢周平原作の映画化、五作品目の「山桜」を観ました。「たそがれ清兵衛」「隠し剣鬼の爪」「蝉しぐれ」「武士の一分」もそれぞれ良かったですが、私は、「山桜」を藤沢原作映画化作品ナンバーワンの称号を与えてもいいと思いました。今月七日まで宇部市の映画館で上映されていますので、是非、皆さんもご覧下さい▼主人公の手塚弥一郎は、突然城中で、諏訪平右衛門を斬ります。諏訪は、財政が厳しい中、田園開発を強行し、農民の年貢を厳しくした張本人でした。その弥一郎に憧れる野江の人生も曲折を繰り返したものでした。 藤沢作品は、自分の生き方を励ましてくれます。「今の生き方でいいんだ。」と声高ではない清音で、励ましてくれます。藤沢作品は、ライフワークとして、少しずつ読んでいきたいと思います。今後の映像化も楽しみです。

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