議員日誌

東野圭吾

 間瀬元朗の「イキガミ」を現在刊行されている5巻まで読んでしまいました。間瀬氏の他の作品を読んでみたくなり、前作「へッズ」全4巻を読みました。自分を撃った犯人の脳が移植された主人公の心と行動の変化を追った作品ですが、とても迫力がありました。この「ヘッズ」の原作を書いたのが東野圭吾です。間瀬元朗の作品は、ほぼ読んだので、今、東野圭吾を読んでいます。彼の作品は、「手紙」など数作品読んでいますが、東野圭吾はいいですね。

 この秋、東野ブームが到来しています。直木賞を受賞した「容疑者Xの献身」が映画になり上映されていますし、最新作の「流星の絆」がテレビドラマで放映が始まりました。私はそれらをチェックしつつ、彼の自伝的作品である「あの頃ぼくらはアホでした」を何故か今読んでいます。彼の最近の作品は、人間の葛藤を深く掘り下げたものが多いのですが、この作品は、彼の中学・高校・大学時代をコミカルに描いたものです。彼は、私より6歳上で、私の長姉と同い年です。ほぼ同世代ですので、エピソードの中身がよくわかります。東野さんは、決して特別な人生を歩んだのではなく、普通の庶民の喜びと悲しみを味わった人だという事がこの作品でよく分かりました。だからこそ、かえって深い、人間ドラマが描けるのかも知れません。

 この秋は、少しばかり、東野圭吾を読もうと思います。シリアスな東野圭吾を読むか、コミカルな東野圭吾を読むか、悩むのも彼の魅力の一つでしょう。

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