議員日誌

ベルヌ作品にフジモトは登場するのか

 ベネチア映画祭に出品されていた「崖の上のポニョ」はおしくも受賞は逃したようですが、映画そのものは大好評のようです。先日、ある小学生が「ポニョ ポニョ ポニョ 不思議な子」と歌っていたので、「君、映画観に行ったの?」と聞くと、「いや行ってないよ。」と言うので「おじさんは行ったよ。」と言うと不思議そうな顔で私を見つめていました。ポニョの歌も大ヒットのようです。

 さて、7月20日のブログで、「崖の上のポニョ」にポニョの父親「フジモト」が登場することを書きました。このブログを読んで、中島さんから「ベルヌの作品に本当にフジモトが登場するんですかね。」という問い合わせが来ました。

 映画のパンフレットによると、「フジモトは、ジュール・ブェルヌのSF小説『海底二万リーグ』に登場する潜水艦、ノーチラス号の唯一のアジア人。」となっています。私もベルヌの作品にフジモトが登場するのかどうか気になって、一冊ポプラ社版「海底二万マイル」を買い読みました。この本には、フジモトは登場しないようです。しかし、翻訳者の南本史さんの解説に「この本は、原書で600ページもある作品ですので、かぎられた枚数の都合で、おおはばに作品のかおりをそこなわないていどに省略してあります。」とありました。

 ベルヌの作品を全て通してみると「フジモト」は登場するのでしょうか。

 アジアの少年は登場するが、それからは、宮崎監督の想像なのでしょうか。そうなると「フジモト」も宮崎監督が命名したのでしょうか。

 中島さんの疑問は、私の疑問でもあります。ベルヌと宮崎作品に詳しい方、私たちの疑問を解いてください。

 

 

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